アカデミー賞雑感 | 日々雑記

アカデミー賞雑感

世界中の映画ファンが行く末を見守ったと思われるオスカー の行方。


こちら時間だと、朝起きたら発表されてました♪

でもやっぱりちゃんと見たかったし、

晩御飯も作らないでよかったので、

夕方6時半からの予想番組+開幕直前1時間のred carpet 中継+授賞式

のフルコース約6時間半TVの前で過ごしました~。

(うわっヒマ人、と思われるの覚悟でカミングアウトです。)


Red carpet中継ではセレブの衣装をチェック。


Naomi Watts, Reese Witherspoon のドレスが綺麗!

ナチュラルカラー、流行なのかしら。ユマ・サーマンもニコール・キッドマンもあんな色味でしたよね。

色白美人が着ると肌の白さが際立ちます。羨ましい~。

Keira Knightley はうーん??

インタビューでの立ち方・喋り方に違和感。あれはモデル風なんでしょうか。

そしてフェリシティ・ハフマンが

"Desperate Housewives"のお仲間からの激励メッセージに涙するのを見て

はじまる前からもらい泣きでした・・・。


授賞式で目をひいたのは、Charlize Theron の美しさ。

視覚効果賞プレゼンター、ベン・スティラーの可愛らしいおバカっぷり。

メイクアップ賞プレゼンター、ウィル・フェレル、スティーブ・キャレルのコント。

外国語映画賞を取った南ア「Tsotsi」監督(?)の感動スピーチ。

なんだか圧倒されてもらい泣き・・・。



さて作品賞で下馬評が高かったのは”ブロークバック・マウンテン”ですが、

この予想番組では「先週あたりから”Crash”という声が強くなっている」と言っていました。

その通りの結果となったのはご存知の通り。


何故ブロークバック・マウンテンが敗れたのか?」

という議論が盛んになっているようですね。

ハリウッドはまだ同性愛をメインストリームに値すると認める準備が出来てない、

でも人種差別を扱ったCrashを選べば

審査する側の良心も、社会を映す鏡としての自負心も満たされる

という辛辣な見方もあるようです。(Khaleej Times 3月7日付記事より)


仮にアカデミーが自らの社会性と先端性のバランスをとったとしても、

生身の人間の一団体であるし、

それがアカデミーの選択したスタンスでメッセージなのであれば、

「そうなのですか」と言うしかないなとも思います。


「Crash」は私も観ましたが、

アカデミー審査員のそんなセコイ思惑なんて(あったとしても)関係なく

非常によく出来た受賞に値する作品した。


人種差別はしても年老いた父との絶望的な生活を辛抱強く送る者、

リベラルな心を持ちつつも咄嗟のステレオタイプな恐怖心に負けた者、などなど

ひとりの人間の持つ様々な側面を浮き上がらせることに見事成功しています。

ふとしたはずみに誰もが被害者にも加害者にもなりうる。

いつもは善人でもどこかの瞬間では悪魔にもなりうる。

そんなことを感じさせる秀作だったと記憶しています。一見の価値ありです。



実はもうひとつ目をひいたものがありました。それは
”Transamerica”の主題歌披露したDolly Partonの胸!
叶姉妹どころではないスゴサでした・・・。