潜在意識の法則を試しても
「おとぎ話的に願いが叶う」状況は
目の前にあらわれませんでした。
そしてまた、本に答えを探し求める日々が始まります。
本のジャンルは、成功法則・自己啓発・女性向けハウツー本
スピリチュアルが中心でした。
しかし、ただ本を読んだだけで満足していたので
実生活できちんと実践に落とし込むにはいたらず
あいかわらず、現実は変わらないままです。
正確にいうと、本で知った知識を継続して実行できず
たいがい、3日坊主で終わり
習慣として根付くことがなかったのです
あんなに現状を変えたいと
渇望していたにもかかわらず
なぜ、本気で変えようと
行動に移せなかったのか。
ひとつに
「人が新しい習慣を身に着けるまでの
仕組みを知らなかった」
どういうことかというと
人間には「恒常性維持機能」という
生命を維持するための機能が備わっています。
環境の変化に対して、自分の体を
ある一定の状態に保とうとする機能です。
<気温が高くなり汗が出る>
→汗が蒸発するときの気化熱で
体を冷まし体温上昇を防ぐ。
<気温が下がり寒くなると体が震えだす>
→筋肉を小刻みに動かすことで発熱させ
寒さによる体温低下を防ぐ。
体内外の変化を『生命の危機」をおびやかすリスクと捉え
↑のような、体内環境に変化が生じたとき
「体を元の状態に戻そうと、生じた変化を打ち消す働き」を
起こしてくれるのが、恒常性維持機能なのだそうです。
ポイントは
いままで保たれていた状態を「良し」とし
「変化」を「危険な状態」とみなし
保たれていた元の状態の戻そうとする
この仕組みが、習慣を変えようとする際にも
ものの見事に働くということ!
たとえば下の新しい習慣を始めようとしたとします。
・早起き
・マラソンをする
【早起きを試みる】
・アラームに設定した時間に起きれない
→時間いっぱいギリギリまで寝ていた
元の状態に引き戻そうとする
【マラソンを始める】
・2,3日続いたあと、なぜかやる気がでなくなり
マラソンをするのがとたんに面倒くさくなる。
→「マラソンをしていなかった状態」に
引き戻そうとしている現われ。
このような事が起きるのだそうです。
わたしも例に漏れず、過去この現象により
新しい習慣を続けることができませんでした。
そして、習慣を変えられなかった
自分を責めていました。
「けっきょく変わりたい変わりたいってゆっても
その程度のこころざしだったんじゃん」
「根性ないねー、自分」
「変わらないのは一番楽だもんね」
などと。。。
わたしはとにかく、短期間で劇的に変わりたかったので
非常にいらだちと焦りを覚えていました。
なので、新しいことに手をつけてはやめ
また別の新しいことを始めてはやめ、を
延々くり返していました。
次回へ続きます。