日頃お世話になってるササナミさんのブログ(漫画脳)の企画に今年も参加させていただきます。
文字数の関係でルールなどは省略、別記事に漫画脳さまへのリンクをさせていただいております。


①秋田書店作品部門(週チャン作品除く)

単行本を買ったものだと特別気にいってるのは1つだけです…

1位…ブルーイッシュ/梅田阿比

梅田先生の妖艶なタッチは少女漫画でもいかんなく発揮されてます。
ただ、印刷のせいなのか線が掠れている箇所が多いのが気になりました。



②秋田書店以外部門


1位…失恋ショコラティエ/水城せとな/小学館 月刊フラワーズα

作者曰わく「ふつうの恋愛」らしいですが、恋愛経験が乏しい私が読むと凄くファンタジー…あれ、おかしいな、目から汁が…
水城先生は、キャラの心理描写を目(または視線)で表現するのがとても巧いと思います。
あえて多くは語りません。これを読むとチョコを食べたくなる!


2位…貧乏神が!/助野嘉昭/集英社 ジャンプSQ.コミックス

去年夏頃友達に勧められて読んでみたのですが、私にとってジャンプ作品では久々の大当たり。
ドタバタコメディ、とにかく面白い!
連載が長くなり増え続けるキャラクター、しかしその使い方が見事!
1巻では相当性格に難ありだった主人公が、今ではかなり成長してます。女子好きにはたまらないです、ドS女子最高!脇を固める変態ばかりの男子キャラも可愛いです、ドM男子って本当にすばらしいですね。おらわくわくすっぞ!
作者が大好きなのであろう作品のパロディもちらほらあって「ぷっ」と吹き出してしまう。毎話構成に富んでいて全くあきません。
アニメ化が決まって嬉しいことこの上ない…!


3位…昭和元禄 落語心中/雲田はるこ/講談社 ITANコミックス

私は単行本を手にするとき、表紙・裏表紙・帯を見て「どんな内容だろう」と空想するワクワクドキドキ感が重要なので、普段チャンピオン以外の漫画雑誌をなるべく買わないようにしています。(ほら、チャンピオンってあれじゃん単行本出なかったりするじゃん)
恥ずかしながらITANという雑誌の存在すら知りませんでした。
この漫画は、主に3つの視点で描かれてます。①主人公の落語家としての成長。②鬼籍に入った伝説の名人と昭和最後の大名人と謳われる主人公の師匠、二人の関係。③伝説の名人の一人娘が抱える2つの葛藤。
これを提出する時点で(私が住む地域では)まだ1巻しか出てないのでこれからの展開がわかりませんが、最後まで読みたい作品です。
1巻表紙のおじさまを見て惹かれたら負けです。中はさらに艶やかです。おじさま好きな方は是非読んでみてください。



③週刊少年チャンピオン部門


1位…空が灰色だから

素晴らしい。
読み切りで独特の世界観に引き込まれ、気が付けば何度も読み返しました。
しかしいざ連載となると、オムニバスだしパワーダウンするんじゃ…なんてことは全くなかった!!むしろ毎回よくぞこれだけの灰色世界が描けるものだと、引き出しの多さに驚くばかりです。ぜひ単行本化して欲しいです。


2位…ちぐはぐラバーズ

2号連続で掲載された読み切り。
ばっちょ、ようこそチャンピオンへ!!
金剛番長が連載終了してから次はチャンピオンで描いて欲しいと心待ちしておりました。
年の差、身長差、SK(少し近親)…ばっちょワールド全開でした。チャンピオンに溶け込んでいて嬉しい限りです。
短期集中連載が延び延びになっているのが気になりますが、どうやら3月あたりということでとても楽しみにしてます。


3位…囚人リク

題材の重さで気軽にすすめられないのが難点ですが、内容は王道だと思います。王道だから面白くないわけがないのです、と誰かが言ってました!
まっすぐ一本筋が通っている主人公のリク。彼の言動で何度目頭が熱くなったかわかりません。周りを固めるキャラも素晴らしいです。
それと、週刊連載でこれほど絵が乱れないのは凄いと思います。


4位…ケルベロス

新章になるはずが突然の終了宣言。本当に驚きました。それは毎号女子をなめ回すように拝読していた私への死の宣告…。
そんな私の気持ち悪さは置いといて、ケルベロスは特に読者に愛されていたと感じていた作品だけに、この終わり方は辛かったです。そして寂しい。お疲れさまでした。


5位はたくさん候補があって最後まで決められなかったので、敢えて該当なしとさせていただきました。

2011年のチャンピオンは新連載や集中連載が多くて色々な試みもされていると感じましたが、中には他雑誌にあるような作品や、理解に苦しむ作品もありました。
しかし好きな作品が本格連載したものもあって、嬉しいかったのです…が。やはり、長く連載していたナンバ、突然休載してから一向に連載再開されないみつどもえ、この2つの穴は大きいと感じました。
2010年までには「チャンピオンは面白いからみんな読めばいいのに…つら」と思ってましたが、2011年は「???」と首をひねることもしばしば。
それぞれ色は違えど野球漫画が3本もあったり、ちょっと迷走してるのかなと感じた1年間でした。
あと、グラビアは脱48してほしいです。