必読!! この一冊であなたの脳も正常になる 「悪魔の用語辞典」 副島隆彦+SNSI | ライジング・サン(甦る日本)

必読!! この一冊であなたの脳も正常になる 「悪魔の用語辞典」 副島隆彦+SNSI

待ちに待った副島隆彦氏とSNSIの新刊が発売になりました。 本のタイトルも「悪魔の用語辞典」となっており、「悪魔」という文字を見ただけでは、一般人にはなにやら怪しげな内容ではないかと思われがちですが、全くそういう類いのものではありません。  副島先生は1911年にアメリカのアンブローズ・ビアスが書いた「悪魔の辞典」、「冷笑家用語集」などを日本人に分かりやすく訳して、例えば通常日本人がある言葉の意味を、それが世界基準だと思わされて脳に打ち込まれているものを、実はそうじゃないんだよと。  本当の意味はこうなんだと、土人日本人に教えてくれる内容です。 そしてこの本にはキリスト教などの話も入っていますが、宗教的な中の悪魔は、なにやら怪しげな得体の知れない気味の悪いものと考えがちですが決してそうではありません。 副島先生もこの本の中でこう述べています。


(引用貼り付け開始)


P31~P32


だから、この「悪魔の辞典」で使われる悪魔主義の”悪魔”とは、残酷、非道な人の事ではない。 冷笑家(シニック)の事を言う。 だからビアス自身のことである。 いつも、すべてのものごとに対して、イヤーなことばかりズケズケ、ズバズバと言う人物のことである。 私、副島隆彦もそうである。 私はこの系譜に所属する。自分の生涯をこのように貫きたいと考えている。 そうか、私は悪魔だったのだ、ということにこの本を編みながら気がついた。 この理解に到りつくまでに30年が経った。


(引用終わり)



このようにほとんどの人がそれで正しいと考える言葉の意味(実は違う事が多い)を、真っ向から対抗して本当の意味を知らしめてくれる本です。  「あ~そうかも知れないけど、それを言っちゃヤバイでしょ」みたいな感じです。  しかしそれがその言葉の本当の意味であり、脳にインプットしてある誤訳の意味を取り払う本でもあります。

まだ途中までしか読んでいませんが、読みだしてから大笑いした部分があり、実に本当の事を副島先生は書かれているな~と思った部分を最後に引用します。(引用しすぎは本の売り上げに対して良い事ではありませんからね)



(引用開始)

P26~P28


もっと、ズバリ言おう。悪魔主義と神秘主義とは何か。 それは次のような決然たる態度の事だ。 例えば、4月に日本の大学の法学部や医学部に進んだ学生たちに対して、学部長である管理職の大学教授は、何を語るべきか-----。 開口一番、学生たちに何を語りかけるべきか。学部長はどうしても初めの授業内容説明会で、新入生たちに次のように言わなければならない。


「いいですか、諸君。 諸君は何のために大学生となり、この学部に来たか。 それは、君たちがいい暮らをしたいからです。 諸君がこの学部に入学したのは、将来お金儲けをして、いい暮らしをしたいからである。 そのために法律学の勉強(あるいは医学)の習得があるのだ。 君たちは、世の中の人々の苦しみに集って、彼らを利用して、自分が高収入を得て、優秀で立派な人間だと周りから認められて、温厚で穏やかそうにしながら威張りたい。 だからここに来たのです。 よろしいですね。」 


と、どうしてもこのようにオリエンテーションで言わなければならない。 絶対に言わなければならない。 それが”地獄の門”である。 こういう類の本音の真実をズバリと書いているところが、ビアスの「悪魔の辞典」の凄みなのである。

あるいは、官僚(高級官僚)どころか、県庁や市役所の職員になったばかりの新人公務員に対して、新人公務員たちの研修所長は次のように言うべきだ。


「いいですか。みなさんが公務員になって、この役所に入ってきたのは、それは、楽したいからだ。 楽をして、なるべくキツクない仕事をして、公務員としての地位と収入が保証されて、のんびりと生きたいからだ。 国民(住民)に奉仕する公務員として、一所懸命に自分は人々にために尽くしたい、などと思って公務員になったわけではない。 公務員試験を受けて合格して公務員になったのは自分のためだ。 人々にためではない。 自分の生活のためだ。 民間企業は、競争も厳しくていつ潰れるかわからない。 民間企業は仕事もキツい。労働基準法など守られない。 だから公務員になった。人々のために尽くすために公務員になりたいと思ったのは、ホンの思いつきで、一応そういうことになっているが、だれもそうは思っていない。 皆さんの先輩である私もそんなことは思っていない。 私は、公務員は全体のための奉仕者(憲法15条。だから、特別な権力・権限を持っている。警察官のピストル保持とか) だと教わっているが、そんな気持ちはない。 自分は自分のために公務員になった。 そうですね。 みなさん、そうですよね。」


(引用終わり)


このようにズケズケ、ズバズバ本音が理解できるのが、この本の素晴らしいところだ。

副島先生のように、普段分かっていても言ってはいけないことをズケズケ、ズバズバ言うことが必要なのではないだろうか。  こういった真実を唱える人がキリスト教の頃から現在まで”悪魔”と本当の悪魔(権力者)に烙印を押されて、それを愚かな大衆が認めてきたことが人間の不幸だということだろう。

この副島先生の新刊にも少し書かれているが、植草一秀氏も真実を大衆に語る人間だったからこそ、本当の悪魔の権力者に何度も陥れられたのだ。 ガリレオ・ガリレイもまた同じく。

真実を言う人間は偽善者を装う本当の悪魔と大衆に追い込まれてきた。 みなさんもこの本を読み、今脳にインプットされている間違った意味を修正すれば、そしてそういう人々が増えれば世の中も少しずつ良くなっていくだろう。






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