郵政民営化再再々考
かんぽの宿疑惑から加熱してきた郵政民営化疑惑だが、大勢の見方はかんぽの宿の大安売りと郵貯、簡保保険、更には郵政の持つ巨大な不動産を外資が狙っているということで一致している。
私も国民の資産を私物のように勝手に外資に売り渡すことは決して許されない事と思っているが、この問題をもう少し視野を広めて見てみよう。 断っておくが今から述べる事は、私だけの考えなのであしからず。
私の尊敬する副島隆彦先生は以前から「西川社長が郵政の資産と郵政で働く人たちを守っている」との見解だった。 この事で私の頭の中もこんがらがっていたのだ。 竹中とGS(ゴールドマン・サックス)のヘンリー・ポールソン、西川の極秘会談の後、西川が郵政の社長になったのだが、元々竹中はデヴィッド・ロックフェラーの手下に育てられた人間なのに何故、ゴールドマンサックスと手を組んだのか?ということだ。 つまり私の頭の中では、デヴィッド・ロックフェラー(シティバンク)とジェイ・D・ロックフェラー(ゴールドマンサックス=欧州ロスチャイルド)は同じ系列なのだが、水面下では火花を散らしている(要するに敵)はずだと思っていたからだ。
そもそもシティバンクはゴールドマンサックスよりも先に郵政に食い込んでいたのだが、おそらくジェイ・D・ロックフェラーがシティバンクのみで進められる郵政支配を阻止しようとしたのではないか?(シティバンクの郵政の資金を使った影響力の拡大を阻止)
西川現郵政社長は元三井住友銀行の頭取であり、(三井は戦前からロスチャイルド系)当時ゴールドマンサックスからも3500億円の資金を受けている。 ここで何故竹中が西川を郵政の社長にしたかということだが、おそらく西川とゴールドマンサックスにまんまと嵌められたのではないか?(それも億単位の金をもらって)それと金の為ならなんでもやる二枚舌野郎なのだろう。
そしてゴールドマンサックスによるシティバンクが関わっている郵政の横取りがバレて、その報復として西川を退陣させるためにシティ側がかんぽの宿疑惑を出してきたのではないか。 そして自称「正義の味方」鳩山邦夫を読売のナベツネ(デヴィッド側)が担いで大騒ぎさせ、西川を退陣させ後任には東芝会長 西室(デヴィッドロックフェラー系)にしようとしていた。
ではここで何故、麻生が鳩山邦夫を更迭したかということなのだが、麻生はみなさんもご存じの通り吉田茂の孫だ。 吉田茂は1925年に満州国の総領事をしていた。 この満州国というのはロスチャイルドの支援を受けてできた国であり、吉田茂の父・謙三は横浜にあったジャーディン・マセソン商会の総支配人で、イギリスのロスチャイルド系につながっていた。 ロスチャイルド家は欧州ユダヤ人の代表で、世界に散らばっている亡命ユダヤ人たちのために今のイスラエルのような国を満州に作る計画をしていた。 それを「フグ・プラン」と呼ばれるものである。 だから麻生自体はアホなんだけれども、先祖代々そういう世界的な歴史の延長で反小泉路線(米ロックフェラー)であり、ロスチャイルド側だったのだろう。だから米ロックフェラー系読売ナベツネにそそのかされた邦夫を更迭したと思う。先日死去された中川昭一氏も同様で、かなりの反米路線だった。 だからG7でのヘベレケ会見(薬を盛られた)で失態するように仕組まれ、最後にはあのような形で亡くなってしまった。
現に金融危機後、元気なのはゴールドマンサックスとJPモルガンだけだ。 ある程度の郵政からの資金はゴールドマンサックスで運用しているだろうが、未だ株式は公開されていない(実質上場凍結)のであり、大勢はゴールドマンサックスがシティバンク(デヴィッド・ロックフェラー)の郵政支配を阻止した形になるのではないか?
郵政の労組も西川側に付いているし、これを見ると「米ロックフェラーの策略を阻止してほしければ俺に付け、お前たちの給与と仕事を守ってやる」という事なのだろう。
現在、亀井郵政担当相と原口総務相が10月いっぱいで西川社長の任意での辞任を求めている。 これだけ騒がれてしまったのだから辞任という事になりそうだが、後任が誰になるのかが心配であり、重要な問題でもある。
民主党政権になり米国のポチ自民党と竹中、小泉が進めてきた民営化による外資収奪はもうできないであろう。
そしてそうするべきだ。
また民主党と言えば現在党首であり、首相でもある鳩山由紀夫氏が目だっているが、やはりなんといってもこの男が一番力を持っている。 そう「小沢一郎氏」だ。
最近イギリスへ行ったり、イギリスからも小沢氏を訪問していてかなりの親密さだ。 小沢氏とジェイ・D・ロックフェラーは以前から親交があるのは有名な話だ。
ジェイ・D・ロックフェラーはウエスト・バージニア州出身の米上院議員でありゴールドマンサックスのオーナーであり、欧州ロスチャイルド家の次期当主である。 ゴールドマンサックスは米国の企業に見えるが、その実GSI(ゴールドマンサックスインターナショナル)はイギリス・ロンドンが本社である。
今日の「ジャパンハンドラーズと国際金融情報」 様に小沢氏とロンドン(ロスチャイルド)との最近の様子を載せられています。 ちょっと長くなりますが参考にして下さい。
(転載貼り付け開始)
民主党とロンドン・シティ
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小沢一郎幹事長がロンドンで何をしていたか、というのはまったく伝わってこない。ただ、労働党大会の直前でもあり、政治家と接触していたのだろう、とは推測できる。もちろん、心臓病の権威にも会ったでしょうけどね。
ところが、小沢が帰国後、相次いで英国関係者が訪日しているのはどういうことか。
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【鳩山日誌】6日
2009年10月07日 産経新聞 東京朝刊 総合・内政面
【午前】8時54分、私邸発。9時30分、官邸着、執務室。49分、特別応接室。50分から54分、行政刷新会議メンバーへの委嘱状交付。55分、閣僚談話室。10時、閣僚応接室。1分、閣議室へ移り、閣議開始。56分、閣議終了。59分、執務室。11時から7分、原口一博総務相、逢坂誠二民主党分権調査会事務局長。31分、大会議室。32分、シンガポールのリー・シェンロン首相と首脳会談開始。
【午後】0時16分、首脳会談終了。17分、小ホール。18分から1時12分、首相主催の昼食会。14分から16分、官邸玄関でリー首相を見送り。17分、執務室。2時2分、特別応接室。3分から3時7分、日本経団連の御手洗冨士夫、榊原定征正副会長、張富士夫日中経済協会会長。松野頼久官房副長官同席。10分、執務室。4時2分、特別応接室。3分から17分、ニューズ・コーポレーションのマードック会長兼最高経営責任者(CEO)。18分、執務室。19分、菅直人副総理・国家戦略担当相、平野博文官房長官、仙谷由人行政刷新担当相、内閣府の古川元久副大臣、泉健太政務官が入った。43分、泉氏が出た。44分、仙谷氏が出た。46分、菅氏が出た。47分、古川氏が出た。53分、平野氏が出た。5時6分から16分、ホワイエで報道各社のインタビュー。18分、官邸発。6時58分、神奈川県箱根町の箱根ホテル小涌園着。59分、宴会場「望月」で民主党参院議員らとの懇親会に出席。7時54分、同ホテル発。8時、箱根町の富士屋ホテル着。1分から15分、ロビー「マジックルーム」で同ホテルの勝俣伸社長と懇談。21分、フロント前で従業員らと写真撮影。23分、同ホテル発。9時58分、私邸着。
鳩山日誌】5日
2009年10月06日 産経新聞 東京朝刊 総合・内政面
【午前】8時49分、私邸発。9時29分、官邸着。30分、執務室。11時19分、官邸発。41分、東京・下馬の故中川昭一元財務相の自宅着。同氏の弔問。48分から51分、報道各社のインタビュー。52分、同所発。
【午後】0時10分、官邸着。12分、執務室。41分、首相会議室。43分から1時18分、平野博文官房長官。19分、執務室。2時35分から40分、松野頼久官房副長官。42分、特別応接室。43分から3時8分、英国のマンデルソン企業相が表敬。9分、執務室。4時から5時13分、菅直人副総理・国家戦略担当相。6時3分、大ホール。4分から14分、報道各社のインタビュー。15分、官邸発。37分、東京・台場の韓国料理店「宮廷焼肉 千の花」着。幸夫人とともにプロ野球巨人の李承ヨプ選手と会食。9時6分、同所発。35分、私邸着。
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マードックも、マンデルソンもロスチャイルド家の人間に非常に近い。マードックの系列のBスカイBにはロスチャイルドが副会長で所属していたことがあり、本体のニューズ・コーポレーションには、ロスチャイルド・インベストメント・トラストのAndrew S.B. Knight(確か、元英エコノミスト記者)が所属している上、あの元GSIの
John L. Thorntonがいる。
マンデルソンは、イギリスの新聞で、ロシア富豪のデリパスカがらみで、ジェイコブ卿とその息子のナサニエルとの関係の深さが指摘される。
ここからが重要である。ニューズ・コーポレーションは、つい最近までネオコン雑誌の「ウィークリースタンダード」(WS)を使って、アメリカの保守派をコントロールしていた。ところが、経済紙のWSJ(ウォールストリートジャーナル)を手中にして約一年半後くらいに、マードックはネオコン雑誌WSを他者に売却している。
WSといえば、ネオコンでユダヤ系のビル・クリストルらが編集部となって、ブッシュ政権のイラク戦争を最後まで支持してきた。いわば、戦争のチアリーダー。その戦争によって、アメリカはボロボロ。債務急増。戦争経済を支えるために、住宅バブルを起こしたという風にも言えなくもない。
そのチアリーダー雑誌の持ち主、マードックは、英ロスチャイルドの側の財界人であった。考えてみれば、彼は元々豪州出身、旧大英帝国のネットワークが深いのは当たり前。
そして、今回わかったように、BRICS戦略を描いた、GSIの元重役で、中国ときわめて関係の深い、ジョン・ソーントンが、ニューズ社の社外取締役。
アメリカを崩壊させてしまえ、という意図が強く感じられる。
もっと重要なことをいうと、ゴールドマン・サックスはアメリカ企業であると思うべきではなく、本体はロンドンのゴールドマン・サックス・インターナショナルにある、とみるべきだ。そして、アメリカ系金融機関で健全なのは、JPモルガンだけではないか。シティもバンカメも政府支援をまだ受けている。
その代わりに台頭しているのが、HSBCやバークレイズ銀行、サンタンデール=アビーナショナル、スタンダード・チャータードである。サンタンデールはスペインの銀行であるが、ロスチャイルドが仕掛け人になった、ABNアムロ解体で、ブラジルの金融機関を吸収するのに成功している。このディールの大誤算は、スコットランド勢のRBSを弱体化させてしまったこと。
WSJによると、RBSのアジア部門をもHSBCが買収する可能性があるという。HSBCはシティでいま一番元気な金融機関である。最近、グループのCEOが香港に常駐することが発表された。これもロスチャイルド系 でしょう。
OCTOBER 7, 2009, 7:02 A.M. ET.
HSBC in Advanced Talks to Buy RBS Asia Assets
http://online.wsj.com/article/SB125490808039070411.html
私はロックフェラーの時代は終わった、と見る。
セシルローズの遺志を汲んだ、「ラウンドテーブル」以来、アメリカとイギリスの米英同盟は、世界覇権のリモコンをキャッチボールしてきた。世界覇権は中国にこれから移行するが、そのリモコンを持っているのは、どうもニューヨークではなく、ロンドンであるのではないか。
もちろん、国としてのイギリスはボロボロ、通貨のポンドもボロボロ。しかし、重要なのはそういうことではなく、アングロアメリカンという思想的、人脈的に相通った勢力がいる、ということである。ユダヤ系金融人はコスモポリタンであって、愛国者ではない。悪く言えば寄生虫である。中国という覇権国を育てるのはロンドン・シティの遠隔リモコンじゃないかと思う。
クヌースの「シティの帝国」、あれは翻訳されて徳間の五次元文庫にでもなればいいのにね。今、もっともタイムリーな陰謀論本ですよ。
「次の超大国は中国だとデイヴィッド・ロックフェラーが決めた」けど、それを育てるのは、ロンドン・シティだったというオチではないかと思います。
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<参考記事>
鳩山首相の訪英招請 投資拡大へ新協議提案
インタビューに答える英国のマンデルソン民間企業・規制改革担当相=5日夜、東京都千代田区の英国大使館
来日した英国のマンデルソン民間企業・規制改革担当相は5日、都内で共同通信と会見し、日本との貿易・投資を大幅に拡大するための新たな政府間協議を日本政府に提案、鳩山由紀夫首相に近い将来の訪英を招請したことを明らかにした。
英国は金融分野に加え、医薬品や防衛などの産業分野で競争力を保持している。金融危機で英景気が停滞する中、日本市場に活路を求める狙いがある。
マンデルソン氏は新たな政府間協議について「関税(引き下げ)が問題ではなく、英国や欧州連合(EU)からの対日投資の制度上の障壁を順次見いだすことが目的」と説明。日本は「外国企業にさらに市場を開放するべきだ」と要求した。
さらに、官僚依存の打破や地球温暖化対策の推進を掲げる鳩山政権に関し「英国には公営企業や政府部門の改革の歴史があり、温暖化防止技術も優れている」と述べ、英国の経験や技術を鳩山首相と共有していきたいとの期待感を示した。
マンデルソン氏は日本の防衛分野への新規参入にも関心を表明。「米企業が市場を独占している状態では価格競争がなくなり、日本の納税者の利益にならない」と述べ、英国など欧州4カ国が開発した戦闘機ユーロファイターの売り込みに強い意欲を示した。(共同)
(2009/10/06 00:09 更新)
http://www.sakigake.jp/p/news/seikei.jsp?nid=2009100501001016
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英閣僚、講演で製造業回帰を表明 「低炭素特区」で企業支援
来日した英国のマンデルソン民間企業・構造改革担当相は6日、都内で講演し、英国は低炭素経済の担い手になると述べ、これまで金融業が主導してきた英経済の構造を転換し、製造業を強化する考えを示した。英各地に設けた「低炭素経済地域」などを活用し、国内外の進出企業に財政支援を行う。
金融業が経済危機で大きな痛手を受ける中、電気自動車をはじめとする環境関連産業の集積地を目指す戦略。“産業革命の故郷”でものづくりが復権するか注目されそうだ。
温室効果ガスについて鳩山由紀夫首相は2020年までに1990年比で25%削減すると表明したが、英国は34%減を打ち出している。
5日には、日産自動車に、電気自動車「リーフ」を英国で生産するよう要請するなど日本メーカーに協力を依頼。既にインドのタタ自動車にも電気自動車の組み立てを英国で行うよう働き掛けている。
講演でマンデルソン氏は、危機後の超低金利策に伴うポンド下落を「輸出を促す望ましい状況だ」と歓迎。医薬品などの生産にも力を入れており、輸出主導の経済運営を強く意識していることを印象付けた。(共同)
2009/10/06 17:40 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100601000700.html
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経産相、WTO交渉推進を確認 英民間企業相と
直嶋正行経済産業相は5日、来日している英国のマンデルソン民間企業・規制改革担当相と経産省で会談し、来年末までの妥結を目指す世界貿易機関(WTO)の貿易自由化交渉について、両国が協議の進展を目指すことで合意した。
日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)に関しても、検討を進めることの重要性を確認した。
地球温暖化対策では、マンデルソン氏が、鳩山内閣が打ち出した温室効果ガス排出を2020年に1990年比25%削減する方針に対し「歓迎する」と表明。鳩山政権との間で政策全般の協力関係を築いていきたいとの意向を示した。
2009/10/05 12:22 【共同通信】
ホーム 共同ニュース
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「景気の持続性に疑問」…マードック氏講演
米ダウ・ジョーンズは5日、東京・内幸町の帝国ホテルで「世界経済カンファレンス」(読売新聞社協力)を開いた。
親会社であるニューズ・コーポレーションのルパート・マードック会長が基調講演し、「景気は最悪の危機を脱したが、持続性には疑問もある」と、昨秋の金融危機から立ち直りつつある世界経済の現状認識と課題を示した。
マードック氏は、米経済について「金融面と政治面で不安がある」と指摘。金融面では「大企業は資金調達しやすくなったが、中小企業は厳しいままだ。当面はジョブレス・リカバリー(雇用なき経済回復)になるかもしれない」との認識を示した。政治的には「保護主義の台頭を懸念している」と述べた。
パネル討論には西室泰三・東京証券取引所会長、畔柳信雄・三菱UFJフィナンシャル・グループ社長、葛西敬之・JR東海会長が加わった。西室氏は円高局面での日本経済のあり方について「大事なのは内需を増やすこと。とは言え輸出を減らすわけではない」と述べた。畔柳氏は世界的な金融規制について、産業に資金を供給する金融機能が重視されているとの見方を示した上で、日本では「かつて言われた貸し渋りはない」と述べた。葛西氏は「米国は知的財産権の保護や契約が守られる。リニアモーターカーを輸出するとすればまず米国だ」と評価した。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091006-OYT1T00219.htm
(2009年10月6日09時54分 読売新聞)
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小沢氏をマードック氏が表敬
2009.10.6 19:27
民主党の小沢一郎幹事長は6日、党本部で米メディア大手「ニューズ・コーポレーション」のルパート・マードック最高経営責任者(CEO)と会談した。
マードック氏が政権交代への祝意を伝えると、小沢氏は「大変な時に日本に政権交代が起きたが、天の定めと思って頑張る」と決意を述べた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091006/stt0910061929015-n1.htm
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マードックの奥さんウェンディと、イブリン・ロスチャイルドの奥さんリン・フォレスター、そして、女優のシンディクロフォードのスリーショット。
(貼り付け終わり)

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