PIPSマネジメント | FX必勝法?「ポンド君と私」

PIPSマネジメント

FX-painさんのおかげで、なんとか生き残っています。
資金もだいぶ増えました。
枚数を増やすか悩んでいます。

とのメールを頂きました(*゚ー゚)ゞ

前回の記事、デモとリアルの違い で答えたつもりでしたが、
重要な事を伝えるのを忘れていました。

実力で勝てるようになったら、徐々に枚数を増やしていく
と書きましたが、
実力で勝てるというのは何を基準に判断するのか?
という疑問が出てくると思います。

トレードを重ねて資金が増えていく状態が、
実力で勝てるの定義だと思いますよね。

確かに、その通りではあるのですが、
これは、枚数が固定ならば、その定義で問題ないです。
間違いなく実力で勝てているとは思います。

しかし、枚数が可変であれば、資金が増えていても、
実力で勝ててはいない可能性があります。

「何を、ばかな事を」
と思われましたよね(゚Д゚)


ひとつ例を挙げましょう。
①二回のトレードを行なったとします。

1回目は10枚で、-50pips負け、-50000円
2回目は1枚で、+20pips勝ち、+2000円
PIPSベースだと -50+20= -30pips
金額ベースだと -50000+2000= -48000円
PIPSベースだと負けで、金額ベースでも負けになります。

もうひとつ例を挙げましょう。
②二回のトレードを行なったとします。
1回目は1枚で、-50pips負け、-5000円
2回目は10枚で、+20pips勝ち、+20000円
PIPSベースだと -50+20= -30pips
金額ベースだと -5000+20000= +15000円
PIPSベースだと負けで、金額ベースでは勝ちになります。

①と②共に、PIPSベースでは負けています。

①の場合は、10枚で負けトレードを拾う事になり、
大きく金額がマイナスになります。

しかし、②の場合は、10枚で勝ちトレードを拾う事により、
かろうじて金額をプラスに持っていっています。

①の場合は金額ベースでも負けてるので、
実力が足りないとわかります。

②の場合は、金額ベースで勝ってるわけだから、
実力で勝っていると思いますか?

もし本当に、2回目に明らかな優位性があるとわかっていて、
10枚で勝負したのならば、実力かもしれません。

しかし、①の場合のように負けを拾う可能性があります。

いつ勝ちがきて、負けがくるのかわからない以上は、
実力を判断するのに、可変枚数のトレードを金額ベースで
考えるべきではないと思います。

数字のトリックのようなものであり、
偶然、大きく賭けた時に勝ちを拾っただけかもしれないからです。

固定枚数でのトレードに置き換えて、資金が減るようでは
実力で勝ってるとは言えないと、私は考えています。

そこで、本題に入りますが、
PIPSマネジメントを使います。

私も最近まで知らなかったのですが、こちらのブログで知りました。

新・脱サラ女sarahのFX日記

難しそうですが、
単に、PIPSベースで損益を考えるだけです。(多分ですよ)

例A 獲得平均pipsがプラスの場合
(-50+20+50-30+60)÷5= +10pips
1回のトレードでの獲得平均pipsは、
+10pipsになり、固定枚数でトレードした時にはプラス収支になります。
これで、可変枚数トレードの金額ベースもプラスならば
優位性も判断できて実力もあるとして扱い、枚数の引き上げも検討します。

もしも、可変枚数トレードの金額ベースだけがマイナスになるならば、
負ける時に大きく賭けている証拠で、優位性を全く判断できてないので、
実力不足として扱い、枚数の引き下げを検討します。


例B 獲得平均pipsがマイナスの場合
(-50+20+50-30-20)÷5= -6pips
1回のトレードでの獲得平均pipsは、
-6pipsになり、固定枚数でトレードした時にはマイナス収支になります。
これは、可変枚数トレードの金額ベースがプラスでも
優位性を判断できているかもしれないが、
実力ではないと判断して、枚数の引き下げを検討します。

もしも、可変枚数トレードの金額ベースもマイナスになるならば、
明らかな実力不足であり、優位性も全く判断できていないので、
枚数の引き下げを断行します。


以上のように、
枚数を増やしてもいいのは、数回~数十回のトレードをして、
獲得平均pipsがプラスで、金額ベースもプラスの場合のみです。

獲得平均pipsと金額ベースの関係で、
優位性を判断できているかどうかわかります。