マーケット・インパクト part1
マーケット・インパクトについて、ご存知ですか?
マーケット・インパクトとは、売買に際して自身の売り買いが
売値の下落や買値の上昇をもたらす事をいいます。
市場の流動性が十分でなかったり、大量の注文を出した場合に起きます。
簡単に言うと、マーケット・インパクトとは、
大量の似たような注文が同時に入る事により、
相場が不利な方向に動いてしまう事です。
最近の相場を見ていて、何か感じる事はありませんか?
FX業者のレート操作によるストップ狩りではない、
相場の真の動きによるストップ狩りといいましょうか、
何か意図的なものを感じませんか?
新しいウインドウでチャートを開くにはコチラ
上のチャートを見ただけで、なるほどねと私の言おうとしている事に
気付く方もいるかもしれません。
言葉で表現するのは非常に難しい事です。
相当わかりにくいと思いますが、チャートを見ながら
例を挙げるので読んでみて下さい。
その時々の、谷(安値①~⑤)と山(高値⑥~⑩)に黒線を引いています。
ダウ理論を使い、スイングでレンジブレイクの戦略をしたとします。
①安値反発上昇でロングしたとしましょう。
散々もみ合って、結局は①安値割れでロスカットになりました。
下降トレンドラインの⑥高値切り下げでショートしたとしましょう。
散々もみ合って、①安値割れで、ブレイクした。
①安値切り上げなので、②安値の反転上昇でロングしたとしましょう。
下降トレンドライン⑦高値で頭を打ち、
⑥高値を超えられず、③安値まできました。
②安値割れでロスカットになりました。
⑥高値を切り下げなので、⑦高値で戻り売りショートしたとしましょう。
下降していき、③安値まできました。
②安値を切り下げたので、下落が続くと思わせます。
しかし、反転上昇して、⑧高値まできました。
⑦高値超えでロスカットになりました。
②安値を切り下げなので、③安値でのロングはしません。
しかし、下降トレンドラインブレイクでロングをしたとしましょう。
⑦高値を切り上げて⑧高値まできました。
このまま、⑥高値を更新するかと思いきや④安値まで下落。
③安値を切り上げなので、我慢したとします。
⑨高値まできました。このまま⑧高値を抜ければ
ダウ理論の上昇トレンド完成です。
しかし、反転下降して④安値を割っていき、ロスカットになりました。
⑦高値を切り上げなので、⑧高値でのショートはしません。
③安値を切り上げなので、④安値でロングしたとしましょう。
しかし、⑨高値で反転下降で、
④安値を割っていき、ロスカットしました。
⑨高値では、ショートはかけれません。
③安値を④安値が切り上げており、上昇の可能性があるからです。
①安値のブレイクをショートすると⑩高値まで100pipsほど上昇して
ストップを狩られます。
⑩高値切り下げと①安値ブレイクでのショートが妥当か。
この戦略の中で、
まともに勝てるのは⑥高値でのショートと
⑩高値後の①安値割れのショートぐらいなのでは?
他のでは、狩られて終わるパターンが多いです。
ただし、⑥高値のショートでも、⑦高値を⑧高値が超えた時点で
上昇転換を疑い、損切りした可能性もあります。
レンジでダウ理論を使うのもおかしな話だとは思いますが、
ブレイクを狙うのは意図的なダマシがある為、難しいです。
注目すべきは、②安値と⑦高値が、
③安値と⑧高値の中に収まってる事です。
②安値ロングと⑦高値ショートのストップが狙われてたのを
意味するのではないか?
②安値ロングした人は、③安値で全員がマイナスポジションになります。
⑦高値ショートした人は、⑧高値で全員がマイナスポジションになります。
それと、①安値を割ってブレイクした時に、
一旦⑩高値まで戻りがありました。
これは、レンジでショートブレイク狙いの人達から
ストップを狩ろうとしたのではないか?
そのような事を思いませんか?
最初にマーケット・インパクトについて書きました。
個人投資家がそれぞれ違うポイントで売買していれば、
そんな事は起こりません。
しかし、最近はシステムトレードの影響で、多数の人の
エントリーをするポイント・エグジットをするポイント・ストップを置くポイントが
相当似てきている傾向があります。
そうなれば、相場に影響を与える可能性が高まります。
ロジックさえわかれば、当然逆にそれを利用して、
儲けてやろうとする人も出てきます。
今回のダウ理論であれば、直近安値・高値にストップを置くのは
誰でも知ってる事です。
そこを目掛けて狙われる事が、これから増える懸念があります。
今はまだ、そういう仕掛けに気付いてる人は少ないので、
それ程の影響はないようですが、すでに一部のファンドでは
狙って仕掛けているとの話も聞きました。
そういう流れが恒常化すれば、
相場の流れは今までとは異質なものとなります。
既存のシステムトレードが機能しなくなり、
システムトレードの賞味期限切れが一斉に起きます。
直近安値・高値の損切りというロジックは
もはや通用しなくなるのではと思っています。
ダマシにあった時に、
「騙された~(TωT)」
で終わるのではなく、何を狙われてダマシにあったのかを考えると
新たな閃きが出てくるかもしれません。
そうしていかなければ、相場の状況が大きく変わった時に、
歯が立たなくなる事も起こりえます。
続きはマーケット・インパクト part2 に書いてます。
マーケット・インパクトとは、売買に際して自身の売り買いが
売値の下落や買値の上昇をもたらす事をいいます。
市場の流動性が十分でなかったり、大量の注文を出した場合に起きます。
簡単に言うと、マーケット・インパクトとは、
大量の似たような注文が同時に入る事により、
相場が不利な方向に動いてしまう事です。
最近の相場を見ていて、何か感じる事はありませんか?
FX業者のレート操作によるストップ狩りではない、
相場の真の動きによるストップ狩りといいましょうか、
何か意図的なものを感じませんか?
新しいウインドウでチャートを開くにはコチラ
上のチャートを見ただけで、なるほどねと私の言おうとしている事に
気付く方もいるかもしれません。
言葉で表現するのは非常に難しい事です。
相当わかりにくいと思いますが、チャートを見ながら
例を挙げるので読んでみて下さい。
その時々の、谷(安値①~⑤)と山(高値⑥~⑩)に黒線を引いています。
ダウ理論を使い、スイングでレンジブレイクの戦略をしたとします。
①安値反発上昇でロングしたとしましょう。
散々もみ合って、結局は①安値割れでロスカットになりました。
下降トレンドラインの⑥高値切り下げでショートしたとしましょう。
散々もみ合って、①安値割れで、ブレイクした。
①安値切り上げなので、②安値の反転上昇でロングしたとしましょう。
下降トレンドライン⑦高値で頭を打ち、
⑥高値を超えられず、③安値まできました。
②安値割れでロスカットになりました。
⑥高値を切り下げなので、⑦高値で戻り売りショートしたとしましょう。
下降していき、③安値まできました。
②安値を切り下げたので、下落が続くと思わせます。
しかし、反転上昇して、⑧高値まできました。
⑦高値超えでロスカットになりました。
②安値を切り下げなので、③安値でのロングはしません。
しかし、下降トレンドラインブレイクでロングをしたとしましょう。
⑦高値を切り上げて⑧高値まできました。
このまま、⑥高値を更新するかと思いきや④安値まで下落。
③安値を切り上げなので、我慢したとします。
⑨高値まできました。このまま⑧高値を抜ければ
ダウ理論の上昇トレンド完成です。
しかし、反転下降して④安値を割っていき、ロスカットになりました。
⑦高値を切り上げなので、⑧高値でのショートはしません。
③安値を切り上げなので、④安値でロングしたとしましょう。
しかし、⑨高値で反転下降で、
④安値を割っていき、ロスカットしました。
⑨高値では、ショートはかけれません。
③安値を④安値が切り上げており、上昇の可能性があるからです。
①安値のブレイクをショートすると⑩高値まで100pipsほど上昇して
ストップを狩られます。
⑩高値切り下げと①安値ブレイクでのショートが妥当か。
この戦略の中で、
まともに勝てるのは⑥高値でのショートと
⑩高値後の①安値割れのショートぐらいなのでは?
他のでは、狩られて終わるパターンが多いです。
ただし、⑥高値のショートでも、⑦高値を⑧高値が超えた時点で
上昇転換を疑い、損切りした可能性もあります。
レンジでダウ理論を使うのもおかしな話だとは思いますが、
ブレイクを狙うのは意図的なダマシがある為、難しいです。
注目すべきは、②安値と⑦高値が、
③安値と⑧高値の中に収まってる事です。
②安値ロングと⑦高値ショートのストップが狙われてたのを
意味するのではないか?
②安値ロングした人は、③安値で全員がマイナスポジションになります。
⑦高値ショートした人は、⑧高値で全員がマイナスポジションになります。
それと、①安値を割ってブレイクした時に、
一旦⑩高値まで戻りがありました。
これは、レンジでショートブレイク狙いの人達から
ストップを狩ろうとしたのではないか?
そのような事を思いませんか?
最初にマーケット・インパクトについて書きました。
個人投資家がそれぞれ違うポイントで売買していれば、
そんな事は起こりません。
しかし、最近はシステムトレードの影響で、多数の人の
エントリーをするポイント・エグジットをするポイント・ストップを置くポイントが
相当似てきている傾向があります。
そうなれば、相場に影響を与える可能性が高まります。
ロジックさえわかれば、当然逆にそれを利用して、
儲けてやろうとする人も出てきます。
今回のダウ理論であれば、直近安値・高値にストップを置くのは
誰でも知ってる事です。
そこを目掛けて狙われる事が、これから増える懸念があります。
今はまだ、そういう仕掛けに気付いてる人は少ないので、
それ程の影響はないようですが、すでに一部のファンドでは
狙って仕掛けているとの話も聞きました。
そういう流れが恒常化すれば、
相場の流れは今までとは異質なものとなります。
既存のシステムトレードが機能しなくなり、
システムトレードの賞味期限切れが一斉に起きます。
直近安値・高値の損切りというロジックは
もはや通用しなくなるのではと思っています。
ダマシにあった時に、
「騙された~(TωT)」
で終わるのではなく、何を狙われてダマシにあったのかを考えると
新たな閃きが出てくるかもしれません。
そうしていかなければ、相場の状況が大きく変わった時に、
歯が立たなくなる事も起こりえます。
続きはマーケット・インパクト part2 に書いてます。