20151122 NEC 2:3 久光製薬 | 日だまり備忘録

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ひたちなか大会2日目、第一試合はNECレッドロケッツと久光製薬スプリングスとの対戦でした。

前日、フルセットで日立リヴァーレに敗れた後、目を赤くしていたように見えた新鍋理沙選手。
闘志を表に出す方ではないようですが、心の中ではこの日の試合に勝つことを強く願っていたのだろうと思います。

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第1セットは序盤で久光がリードを奪うも、NECが逆転に成功し、終盤粘る久光を振り切って取りました。そして、続く第2セットもNECが取り、久光は後がなくなりました。

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この日もNECは島村選手がサーブ、そして速攻と大活躍でした。ですが、少しずつ久光は彼女を止めることができるようになってきて、第3セットは久光が取りました。

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ここで流れが変わったのか、第4セットも序盤から久光がNECに差をつけていきました。
NECも試合を取り戻そうともがくものの、このセットも久光が取りました。

こうなると試合は完全に久光のペースになったようで、第5セットはNECが粘りを見せたものの、久光が押し切ってこの試合に勝利し、連敗を3で止めました。

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試合後にインタビューに答える中田久美監督。ご自身も苦しんだろうけど、何よりも選手の皆さんを労い、最後にホッとした笑顔を見せてくれました。

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この試合のヒロインは長岡望悠選手。アタックを打ち続け疲労も溜まっていただろうけど、自身とチームを冷静に見つめ、淡々と答える姿に、芯の強さを感じました。

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その後、コート脇で涙を見せていた新鍋選手が、岩坂名奈選手と語り合う中田監督のもとに行き、涙を流していました。それは、昨日の涙とは全く違うものだったと思います。そんな彼女を優しく抱き寄せる中田監督の右腕に、大きな愛を感じました。

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そして、そんな新鍋選手にタオルを渡す岩坂選手に、中田監督とまた違った愛情を感じました。

とりあえず連敗は脱したものの、今後も苦しい戦いが続くのではないかと思います。
それは、流れを断ち切ることができる選手がいないように感じるからです。

まあ、それをやきもきするのは久光ファンの皆さんにお任せするとして、リヴァーレの登場を待ちました。