チームビルディングブログ -3ページ目

あなたが現場で知らず知らずにやっている真実

あなたはこんな言葉を発した記憶はないですか?

「これはやって当然でしょ。何故やらないの?」
「これって当たり前だと思うんだけど、なんでやってないの。」
「これは普通やってくれてもいいんじゃないの?」


等々・・・

私はずっと以前からこの言葉に違和感がありました。

もちろんこの記事を読んでくださっているあなただったら、
当然とか、普通とか、当たり前というのは人それぞれだから、
違和感があるのは当たり前だろうと思われるでしょうし、
日頃マネジメントをする側にいて、心を砕いている人には周知の事実でしょう。

それでは例えばこんなものはどうですか?

「やる気を出しなさい」
「自分から進んでやりなさい」
「モチベーション上げてやりなさい」
「自発的にやりなさい」


等々・・・

私はこれにも違和感があります。

あなたはどう思いますか?

それではこの2つに共通点があることに気づいていますか?

よーく考えみてくださいね。
それは【論理矛盾】が起こっている事です。

これで気がついた人は、感性が豊かな方かもしれません。
「自発的にやりなさい」と言われてやっているとしたら、
それは本当に自発的な行動ですか?
自発的な行動とは「自発的にやりなさい」と言われずにやる事だとしたら、
そう言われてやっているのは自発的な行動ではないということです。

「やる気を出しなさい」と言った時、
その人は【やる気がない人】と判断している事を同時に伝えているわけで、
言われた側からすれば、あなたから【やる気がない人】と認定されている中で、
本当に「やる気」がでるのだろうかということです。

「当たり前だと思うんだけど、何でやってないの」も同じです。
その人が本当に当たり前だと思っていたらやっているはずなのです。
(もしかして別の理由、本当に時間がなかった等もありえます)
つまり、その人にとって当たり前でないから起こっている事に、
「当たり前だと思うんだけど・・・」は論理矛盾が起きているということです。

そんな論理矛盾に溢れたコミュニケーションをしていて、
本当に目標がどんどん達成され、問題がスピード良く解決していけたりするのでしょうか?

ひとりひとりがもう一度、自分が発している言葉に注意を向けてもらいたいと思います。