ゴーン社長を継ぐ者  | チームビルディングブログ

ゴーン社長を継ぐ者 

ゴーン社長を継ぐ者
日経ビジネス 2011年6月20日



様々な部署で働くリーダーから見えるのは、
国際的視点と他社に先んじようとする新規性。 ビックリマーク

さらに高めに目標を掲げて、自らに妥協を許さない姿勢だ


「コミットメント(必達目標)」という言葉を使うなどゴーン社長といえば、

業績にこだわるイメージが強いが、人材育成にも力を注ぐ。


リーダーの力量が組織を左右することを実感しているからだ。

米ゼネラル・エレクトリック(GE)をモデルにした日産の研修所では連日、
国内外のスタッフを対象に研修を開いている。


優秀な人材は入社年次にこだわらずに登用する。
EV事業全般を担当する渡部英朗・執行役員は44歳。
部門内の年次は上司と部下で逆転した。
トヨタでは執行役員に相当する「常務役員」の最年少は50歳だ。


「クロスファンクショナルチーム(CFT)」。

経営課題をいくつか定め、部門に関係なく選抜した社員で構成するチーム
革新の方策を考える。

「縦割り」を超えて企業の力を集約する。


こうした風土から、若い頃から全社的な視点で仕事をする人材も育っている


グローバル競争に勝ち抜く経営者の目を持つ社員だ。


そして2000年代初頭の経営危機から育った社員は、たくましさを身につけて、
新たな日産を築こうとしている。

ゴーン社長が日産の再建を公約した「リバイバルプラン」の土台を作ったのは、
最初に立ち上げたCFTのメンバーだった。

それから12年を経た今


中間幹部は「日産はチームで課題解決に向かう力が強くなった」と感じている。

それはゴーン社長が持つリーダーシップを、

日産で働く従業員が様々な形で受け継いでいるということだろう。