賛否両論うずまいている今クールの朝ドラ
「賛」の方は、「斬新なストーリー、めくるめく展開に目が離せない」
「否」の方は、「朝から怒鳴っていてうるさい」「人の心がわかるって、オカルトですか?」
って感じらしい。
私も実は、途中から見てないのだけど、ストーリーは相当気になります。気にしています。
だって、脚本があの遊川さんだから。
遊川和彦さんは、大ヒットドラマ「家政婦のミタ」で有名ですが、私は「女王の教室」のインパクトが強かったなぁ。
「どうやってこのドラマを着地させるんだろう???」という話を見事に着地させた脚本はすごかった。
家政婦のミタも、「どうやって着地させるの?」と思う話を上手にまとめましたね。
お見事!!というより他ない。
そんな遊川さんが、先日、NHKの「プロフェッショナル~仕事の流儀~」に登場していました。
そこで、遊川さんの原点をミタ気がしました。
家政婦のミタで、へたれのお父さんが出てきますが、あれはまさに遊川さんの父親像だったんですね。
父親に対してミタされなかった思いを、遊川さんは、見事に自分の作品に昇華させた。
だからこそ、多くの人の心を揺さぶったのかもしれません。
なんだかね~、こういうのを見ていると、一見不幸に思えるような状況や出来事も、
「ここに至るための伏線で、ここで「なにくそ~」と思ったからこそ、今がある」と思えます。
トラウマに悩む人も多いだろうし、いろんな傷を抱えて生きてる人、たくさんいると思いますが、
だけど、それって、実はあえて神様が与えた「神聖な傷」なのではないか?とも思うのです。
そう。
自分のもつ可能性の扉を開けるための「鍵」みたいな感じですね。
そして、その先に見えるのは遊川さんみたいに、「ガチに向かい合った人だけが、垣間見れる」風景なのかもしれません。