2010
H22年7月30日
*正午頃
『お月さん先生』
の診察が終わると直ぐ
“心エコー”室に
椅子で運ばれた。
“心エコー”の技師さんは
ご年配の女性だった。
入室するなり、
プリプリ怒っていた。
「遅ーぉい
遅くなるなら、遅くなる
って連絡しなさい」
お姉さんは縮まり…
ひたすら誤っていた。
この女性の技師の
“怒り様”から
どれだけ無理を言って、
この検査を予約外で
入れてもらったのかを
察する事が出来た。
検査ベッドに横になる。
上半身裸の上に
タオルをかけて、
生温かな
“ジェル”を胸部に塗り、
検査器具を滑らせて行く…。
“心臓の辺り”
を何度も往復させながら、
技師は、モニター画面を
一心に
…見つめる…
数十分かかったが
検査は終わったらしい。
“ジェル”
を塗られた身体を
ティッシュで拭かれ
…やれやれ…
っと
起き上がろうとしたとたん
検査室のドアが
『バタン』と開いて、
数名の院内関係の男性達が
一斉に
“なだれ込む”ように
入って来て、
一気に
『ストレッチャー』
に乗せられ…
猛スピードで、
廊下を走り抜け
どこかの部屋に連れて行かれた。
着いたとたん、
『ストレッチャー』は
室内の真ん中の位置に
置かれた。
すでに大勢の
病院関係者が集められ、
“騒然”としている。
私の爪先の
位置に立っていた、
男性が携帯で
『救急車』を呼んでいる。
言葉は、はっきりと聞き取れた。
携帯中の男性が
「15分ですね…!!」
…確認を繰り返す。
「15分で“救急車”が来ますからね…!!」
私の右側に
2人の医師らしき人が、
ひそひそと話しをしている。
『トイレから
一番奥の部屋に
寝かせられてた……。
…相当…
苦しかったんだと思う…』
この病院に来て、
初めて“人情味”のある
医師同士の会話を聞いた。
私の頭の右横に立っていた、
緑色の“手術着”を来た
男性を
私は医師だと判断した。
『私…どうしたのでしょうか』
医師は、はっきりとした
言葉で即答した。
『お気の毒ですが…
【…重態…】
です・・・』
この言葉は
…“鮮明”…
に覚えている。
…私は不思議と
ひとかけらの
“動揺”も“不安”もなかった。
…何が起きたのか…
…理解できない…
ただ、集まっていた
医師たちの
一人一人の顔を見回していた。
そこには少なくとも
8人以上の
病院関係者が
ドアの入り口付近まで、
詰めかけていた。
その後、『救急車』到着まで
一同
■…あ然…■
■…ぼう然…■
っとした顔をして
■…無言…■
で立ちすくんでいた。
・私を含むここにいる
【…全員…】が
『…た・だ・の…』
◆…◎…◆
だと『思い込ん』で
軽く・あまく・侮って
みていたのだ…
私は
入院して4泊5日
先程の医師の言った
言葉通り…
ただ
◆…寝かせられてた…◆
だけだった。
『救急車』が到着したようだ。
お姉さんが
『私も一緒に乗りますからね。
7、8分で着きますから…
ここより大きな病院ですよ』
近ずいて来て
あの“独特”の
◆…α波…◆の声で
耳元で“囁いた”。
つづく
H22年7月30日
*正午頃
『お月さん先生』
の診察が終わると直ぐ
“心エコー”室に
椅子で運ばれた。
“心エコー”の技師さんは
ご年配の女性だった。
入室するなり、
プリプリ怒っていた。
「遅ーぉい
遅くなるなら、遅くなる
って連絡しなさい」
お姉さんは縮まり…
ひたすら誤っていた。
この女性の技師の
“怒り様”から
どれだけ無理を言って、
この検査を予約外で
入れてもらったのかを
察する事が出来た。
検査ベッドに横になる。
上半身裸の上に
タオルをかけて、
生温かな
“ジェル”を胸部に塗り、
検査器具を滑らせて行く…。
“心臓の辺り”
を何度も往復させながら、
技師は、モニター画面を
一心に
…見つめる…
数十分かかったが
検査は終わったらしい。
“ジェル”
を塗られた身体を
ティッシュで拭かれ
…やれやれ…
っと
起き上がろうとしたとたん
検査室のドアが
『バタン』と開いて、
数名の院内関係の男性達が
一斉に
“なだれ込む”ように
入って来て、
一気に
『ストレッチャー』
に乗せられ…
猛スピードで、
廊下を走り抜け
どこかの部屋に連れて行かれた。
着いたとたん、
『ストレッチャー』は
室内の真ん中の位置に
置かれた。
すでに大勢の
病院関係者が集められ、
“騒然”としている。
私の爪先の
位置に立っていた、
男性が携帯で
『救急車』を呼んでいる。
言葉は、はっきりと聞き取れた。
携帯中の男性が
「15分ですね…!!」
…確認を繰り返す。
「15分で“救急車”が来ますからね…!!」
私の右側に
2人の医師らしき人が、
ひそひそと話しをしている。
『トイレから
一番奥の部屋に
寝かせられてた……。
…相当…
苦しかったんだと思う…』
この病院に来て、
初めて“人情味”のある
医師同士の会話を聞いた。
私の頭の右横に立っていた、
緑色の“手術着”を来た
男性を
私は医師だと判断した。
『私…どうしたのでしょうか』
医師は、はっきりとした
言葉で即答した。
『お気の毒ですが…
【…重態…】
です・・・』
この言葉は
…“鮮明”…
に覚えている。
…私は不思議と
ひとかけらの
“動揺”も“不安”もなかった。
…何が起きたのか…
…理解できない…
ただ、集まっていた
医師たちの
一人一人の顔を見回していた。
そこには少なくとも
8人以上の
病院関係者が
ドアの入り口付近まで、
詰めかけていた。
その後、『救急車』到着まで
一同
■…あ然…■
■…ぼう然…■
っとした顔をして
■…無言…■
で立ちすくんでいた。
・私を含むここにいる
【…全員…】が
『…た・だ・の…』
◆…◎…◆
だと『思い込ん』で
軽く・あまく・侮って
みていたのだ…
私は
入院して4泊5日
先程の医師の言った
言葉通り…
ただ
◆…寝かせられてた…◆
だけだった。
『救急車』が到着したようだ。
お姉さんが
『私も一緒に乗りますからね。
7、8分で着きますから…
ここより大きな病院ですよ』
近ずいて来て
あの“独特”の
◆…α波…◆の声で
耳元で“囁いた”。
つづく