人生と仕事 | 愛別離苦

人生と仕事

会社の後輩がほぼ辞める決意を固めたようだ。


彼はいつも壁にぶち当たるとその言葉を口に出す。


可愛い後輩なので今まではなだめて来たが


今回ばかりは止めないでおこうと思う。


非常に優しいが不器用で、ガッツは乏しい。


しかしお客様の為に泣けるスタッフ。


ただ彼は今後結婚した後の家庭を重んじる。


公休が不安定な環境が将来的な不安に繋がるらしい。


友人との時間も仕事によって犠牲にしたくないらしい。


入社7年。


いまでは二十万後半は稼ぐ。


もったいない話である。


いまのご時勢、手に職も無くそれだけ稼ぐことが出来る仕事があるわけが無い。


今後家庭を持つにしても先立つ物がないではないか。


私なんか手当ての付く仕事が激減し手取りが減ってお小遣い下げられた。


転職しても同じ壁にぶち当たるだろう。


「お金には執着はありません。」


彼の言葉だが現実と理想はあまりに違いすぎると思う。


皆必死で生きている。


世の中そんなに甘くない。


これからは生産性の乏しい人間は淘汰されていく。


間違いない。


給与は下がる。


労働者は賃金の安い外国人が根こそぎかっさらっていく時代が来る。


だからこそ今頑張って生産性を上げることが出来る人財に成らなくてはならない。


どんな壁も乗り越えなれない壁ではない。


何度失敗してもあきらめてはならない。


失敗は責めない。


挑戦しないことは責める。


彼の今後の人生が幸多きことを心から願う。




合掌。


人生と仕事について知っておいてほしいこと/松下 幸之助
¥1,000
Amazon.co.jp