天の戸 生酛純米 火入れ、奥の松 特別純米 生貯蔵酒 | 少佐の絵日記

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基本は自分用の備忘録なのです。
どーでもいいネタもたくさんあります。

取捨選択して見るベシ。

左側、オレンジ色の天の戸生酛純米


天の戸も3本目になると、なんとなくその風味がわかってきた(気がするだけかも)。
特徴は、酸味ですな。
最近やっとわかったクエン酸の味ですわ。

まず冷やで。
わずかに米の香り。精米所の香り?
のんでもおとなしい。
非常に控えめ、3歩下がった味とでも、、、
まろやかでコクのみが深~い感じ。
甘さも酸も少なめ、、、
と思ってると、グググググっと前に前にでてくる。

でも、ぬる燗くらいにしたほうが味がはっきりして美味しいです。
クエン酸の風味がずっと立ってくる。
とても深いコクとふくらんだ甘みと、
ひとつひとつの旨味成分が、それぞれの輪郭がはっきりしてきます。

それでも、大分穏やかなのんびりしたお酒ですね。
飲んでホッとする味。
旨味多めなのに穏やか、懐のふか~い味。
かなりどんな食べ物でも合いそう。


そして、
頂き物の奥の松特別純米のナマチョ小瓶。

いたって普通の味。
天の戸と別な意味で、飲んでホッとする、安心する。
ホームグラウンド感とでも。

これぞ米の香りというおだやかな穀物臭。
冷やでも、ぬる燗でも、熱燗でも旨い。
余計な酸味とかはないですが、深い深ーい米の旨味。
そしてあっさり、すっきりの飲み口なのにしばらく旨味成分が残る。