伯楽星 純米大吟醸 東条秋津山田錦 | 少佐の絵日記

少佐の絵日記

基本は自分用の備忘録なのです。
どーでもいいネタもたくさんあります。

取捨選択して見るベシ。

新澤醸造店の伯楽星純米大吟醸東条秋津山田錦


兵庫県東条町秋津産特A地区山田錦の中のさらに特上ランクの米のみを使用らしい。

食用米の等級には一等、二等、三等があります。
酒造好適米の場合は、一等の上に「特等」ってのがあって、
さらに特等の上には「特上」が存在。

平成25年のデータをみると、、、
山田錦の収穫量は兵庫県がダントツ1位の約74%。
以下、岡山6.7%、福岡3.8%、徳島2.3%と続きます。

その等級ですが、
たとえば福岡県は1等91.7%、2等4.7%、3等2.2%。
1等が9割以上なんてスゴイじゃん! とおもいきや、

対する兵庫県は1等が13.8%しかないのですが、
特等が63.7%!
そして特上が4.3%

この山田錦の特上は兵庫県以外には、徳島と三重でわずかにつくられるのみ。
(兵庫県737.6㌧、徳島県17.1㌧、三重県3.1㌧)


なんとも貴重なお米を贅沢に29%まで削ってつくった、
伯楽星純米大吟醸東条秋津山田錦です。
商品名に米の銘柄や産地をわざわざ入れたくなる気持ちもわかる。

まず、ボトルの形がなんともイイのです。
結構太めなので、片手で注ぐときはどうしても首の根っこ辺りを持つことに。
そのときの重量感というか、重さのバランスが絶妙。

香りはイチゴとメロンとバナナと洋梨とブドウと、、、あとなんだかな、
様々なフルーツの盛り合わせが、少し遠くにおいてある気分。
豪華絢爛だけど上品な香りがします。

やわらかくて、カド丸で、上品な甘さ旨さがまずドドんときて、
そのあとすぐに控えめな酸がジワっと。
まろやかなのにコクがある。
いかにも高級なお酒っぽく、雑味が非常にすくないです。
とがったところがほとんど感じられない、優しいお酒。