小鼓 純米大吟醸 路上有花、真澄 夢殿 純米大吟醸、池亀 特別純米酒 明治乃酒 | 少佐の絵日記

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基本は自分用の備忘録なのです。
どーでもいいネタもたくさんあります。

取捨選択して見るベシ。

山田錦使用の純米大吟醸で定価5250円の3本。
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比較対象は箕輪門。
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エレガントでものすごい潤沢な、贅沢な香りがします。
旨味成分多めな感じで骨太なしっかりした味がします。結構酸味もありますが、それでいて口当たりもよいデス。


真澄 夢殿 純米大吟醸
「旅館でなにげなくだされた日本酒がひどくうまくて、おどろいたことがあった。女中さんにその酒の銘を教えてもらうと『真澄』というのだった」
食通でしられた作家・開高健の『私の釣魚大全』の中の一説。
とてもフルーティーな香りが強い。はなやかさわやかでのどごしすっきり、箕輪門よりは酸味少なく非常に飲み易い。軽い気分でいくらでも飲めます。


小鼓 純米大吟醸 路上有花
明治から大正にかけて多くの名句を残した俳人・高浜虚子が「小鼓」を味わい、「ここに美酒あり名づけて小鼓といふ」と詠んだという。
1998年11月の雑誌「ブルータス」での企画。
216種類の日本酒をワイン評価で有名なロバート・パーカーが試飲し得点で表した。その中で最高得点を付けたのが純米大吟醸「路上有花」。
なんつってもボトルがキレイ、美しい、かわいい。女子うけしそう。非常に口当たりがやわらかく、真澄よりもさらに飲み易い。やや甘口。味も女子向けでしょうか。もしくは、はじめて日本酒を飲む方にもおすすめ。こちらも香りはリンゴやぶどうなんかの甘いフルーツの香りが強いです。


池亀 特別純米酒 明治乃酒
フリージャーナリストの栗野良氏が「まあ、少なくとも日本酒について語るなら、この酒を知らずして語るべからず、と言っておきたい。」と書いていたので気になっていた一本。
いつも「磯自慢中取り35」だの「石田屋」だの、プレミア日本酒を飲み慣れている方々がそろった、今回の飲み会で一番ウケたお酒。
いわゆるわれわれが想像する「日本酒」の常識からは若干はなれたところに居る不思議なお酒。
まずグラスに注ぐときに、あきらかに粘度の高そうな「ドロっとした」様子をみせます。
色はかなり褐色が強い黄金色。非常に熟した香りがします。
そして甘い。とことん濃くて甘い。ほんの少しの苦みと大量の旨味。ウマーい。
こーゆー経験をすると、「うまい」と「あまい」はもともと同じ言葉だったなんて話しを思い出す。
ひとくち飲んで、あまりの濃度にすぐ飲み飽きしてしまうのでは?という印象を持ったのですが、これがとんでもない。あとひくうまさがあり、のんびりチビチビといくらでも飲めます。
こいつを飲んだ後に箕輪門を飲むと、、、すっかり「水」。あの箕輪門が水に感じてしまう。
大晦日、紅白みながら、時間をかけてゆ~っくり飲んだりするのが吉か。