出演させていただきました。
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年寄りほど自虐はみっともないという話
「もうオバちゃんだから」
「ジジイだから」
「ブスだから」
「デブだから」
「ハゲてるから」
「結婚してないから」
「子どもいないから」
「頭悪いから」
「貧乏だから」
なんでもいいんだけど、これを飲み会などでぶっこんでくる
中年がいて。見苦しいことこの上ない。
容姿に関しては
「いやぁ~、若く見えますよ」
っていってほしいだけであり、
属性については、
「でも人生楽しんでますよね」
とか何とか言ってほしいだけであって。
その場にいる年若い人は迷惑だろうなぁとしみじみ思う。
中年になって思うのは、
多くの中年って慰められたい気持ちが強いんだな、
ということ。透けて見えるどころではなく、
ダダ漏れしている承認欲求。
まあそうだよね。もう社会で褒めてもらえないし、
かまってもらえないもんね。
でも、そこはぐっとカッコつけたほうが
よっぽど美しいと思うわけで。
黒柳徹子さんも、草笛光子さんも
松坂慶子さんも、
草刈正雄さんも、タモリさんも、
歳を重ねたことを話題にしたとしても
それを憐んでほしい気持ちは
おそらく全くないだろう。
中年以上になったら(なってるけど)、誇り高くありたい。
年齢や容姿の衰えを理由とした憐れみを乞うようなことはしたくない。
それは、「出来ない(出来なくなった)ことを
気持ちよく誰かにやってもらうための依頼をすることとは
大きく違うわけであって。
STOP 自虐。
ずいぶん久しぶりに書く、仕事のことやらアドラー心理学のことやら。
長い間を開けてしまいました。
人生には、消化するのにそこそこの時間がかかること、
というのがあるもので。
今は、仕事も通常営業。
夏に、ICASSIというアドラー心理学のサマースクールに
行っていました。世界35か国から400人超集まる
アドラー心理学の集い。今年の開催地はドイツ・ボン。
私が子供のころは、「西ドイツの首都」だった地。古いね。
そこで2週間、アドラー心理学漬けになったわけですが、
なかなかいいものでした。
月~金の5日間通し、午前コースと午後コースを選択するので、
2週間いるとなると4種類のコースが選べるわけです。
私が選択したのは
「Caregiving the Caregiver」(支援者のための支援」
「Understanding Human Development」(人間発達の理解)
「Cooperative Problem Solving」(協力的問題解決)
「Encouragement Overcoming Stressful Situations」(困難な状況を勇気づけで乗り越える)
どれもこれも、学びは多く。
さあ、どうしていこうかしらね。
いつか振り返ったら笑える1週間【2017年8月23日 カナダ上陸初日その1】
1年前の留学前夜話と同時並行に進めていきますリアルライフ2017。
8月23日の17時に成田を出発し、8月23日の朝10時前にバンクーバーに到着する。ビバ時差16時間。1日得した気分。
窓側席に座った私の隣は10歳くらいの男の子と16歳くらいのお兄ちゃん。通路を挟んで御両親が座っていました。彼らはありがたいことにずーーーーーーっとゲームをしていてくれた。機内食もまともに食べずに、眠ることもなかったようで。大丈夫なのかしらね。
機内の映画はあまり魅力的ではなかったので、本を読んだり、寝たり、書類を読んだり、寝たり。気づけばそれほど苦ではなかった9時間弱のフライト。
そう、今回ビックリしたことは、今までどこの国に行くにも飛行機の中で申告書が配られて、ちまちま書いていた、あの面倒な手続きがなくなっていたこと!
バンクーバーの空港は、すべて到着してからのオンラインになりました。技術の進化ってすごいわー。自分でパスポートをスキャンして、質問に答えるだけなのですが、日本語も選択言語に入っているので御心配なく。ただ、その場で撮影される写真がビックリするほど犯罪者チックに写っていて笑ってしまいました。さしづめ生活に疲れてスーパーで万引きでもした中年女みたいだった(笑)
その後、観光以外の入国目的(就労、就学などなど)は別室へ。待ってる私たちが30人くらいいるのに、カウンターの中の人が2-3人ってどうなのよ?2時間近くかかって、ようやく正式な学生ビザをゲット!これで法的にここにいられますよ。安心安心。
空港のロビーに出たころにはおなかも空き、とりあえずティム・ホートンズへ!
http://www.timhortons.com/ca/en/index.php
カナダの国民的ファストフードで、たぶんマクドナルドよりよっぽど店舗数が多い店です。スタバかTHか。私はこれからどれだけTHのコーヒーにお世話になるだろう? コーヒーと、チキンラップでまず到着を一人祝う。
タクシーで数日間の滞在先のバーナビーという街へ。
タクシーの運転手は、スリランカからUBC(ブリティッシュコロンビア大学。この辺で一番お利口な大学)への留学生。去年日本に友達と7人で旅行したらしく、マシンガントークで迎えてくれましたよ。ありがたや。
ステイ先のB&Bで車を降り、「バーイ!」と言ってタクシーを見送り、中に入ろうとしたら張り紙が。
「スタッフは不在です。今朝あなたにこの玄関のパスコードを送ってあるからメール見てね。何かあったらここに電話して」
当然ですが、こちらでSIMカードを入れ替える予定なので、日本からWi-Fiはもってきていない。成田で日本の電話番号は保管サービスに切り替えてきてしまった。メールを送ったという時間は私は飛行機の中だ。今もっている私の携帯は、何の役にもたたない小さな機械。ネットもつながらない。電話も当然かけられない。しかも大荷物で動けない。ここは住宅街。緊張すると行きたくなる場所は、この開かないドアの中だ。どーーするの??どーーするの??
おかあさん、バンクーバーの空はとてつもなく青く、日差しはまぶしく、からりとしていて気持ちよく、そして私の宿泊先には誰もいません。
永藤かおるの運命やいかに!!