夏の夜は怖い話でも | anna-frederica

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自民党は集団的自衛権を認める安保関連法を成立させましたが、批判に対してネトウヨの人たちはその根拠に国連憲章などで集団的自衛権が国際的に認められていることを挙げていました。

おそらく国連憲章第51条のことでしょうが、国連憲章が国際紛争の解決手段として認めているのは国連軍によるものだけで、51条の集団的自衛権の行使は安保理決議までの仮のものでしかありません。

更に国連憲章には第53条・第77条・第107条に敵国条項というものがあって、日本は今も国連の敵国です。

安倍晋三のようなパッパラパーを信奉する者は、都合のいい時には敵国条項が今もあると言い、都合が悪くなると死文化してるからと言います。

ちょっとだけ小賢しいやつは1995年に総会で敵国条項を削除する決議が賛成多数で採択されたと言います。

しかし、20年以上経った今も敵国条項は削除されていません。

削除するためには、常任理事国5ヶ国を含む2/3以上の賛成が必要なんです。

2/3以上の賛成は得られても常任理事国5ヶ国の賛成を得るには中国とロシアの賛成が絶対必要です。

20年以上前の決議がなぜ今もまだ批准されないか分かりますよね?

敵国条項に該当する国に対しては、安保理決議によることなく、国連加盟国は単独で制裁することが許されています。

更に言えば、中華人民共和国は第二次世界大戦の先勝国である中華民国の地位を引き継いでいるとは言え、厳密には先勝国ではありません。

それにも関わらず、2012年には先勝国である中華人民共和国の領土(尖閣)を敗戦国である日本が占領しているのはおかしいと敵国条項を意識した批判を名指しで国連で行っています。

ここまで書けば、中国の挑発が対等の国際関係から行われているのではないと、いくらパッパラパー安倍晋三信者でも分かりますよね?

私が、中国の挑発に乗ってはいけないと発言すると、すぐに国防がどうのこうの第9条がどうのこうの言い出して仕舞にはサヨク認定して9条で日本は守れないなんて短絡的な話をする人がいますが、憲法改正云々よりも集団的自衛権行使云々よりもまず先にやるべきは国連憲章から敵国条項を削除することでしょう。

国会で審議もしないのに、NATOでパッパラパー安倍晋三は「日本は信頼できるNATOのパートナーだ」と嬉しそうに言っていました。

日本はいつからNATOの同盟国になったんだと思う発言ですが、NATOそのものが御存知のようにワルシャワ条約機構に対するものですから、ロシアはいい気はしませんよね。

ついでに書いておくと、イタリアは降伏した後は連合国側についているし、ドイツと共に国体が変わっているから同じ場所にある同じ名前の別の国です。

だから、敵国条項は日本だけのためにあるというわけで、中国がちょっかい出してちょっとでもやり返そうものならこれを楯に国連として大義名分を得て日本を攻撃できるんです。

中国は日本を攻撃していいけど日本は駄目というのが国連憲章の敵国条項なんですから、この状態で日本が国連軍とは関係ない有志連合で戦争に荷担すれば中立を破り戦争を始めたということで、紛争当事国はもちろん国連加盟国すべての敵となるんです。

「アイツ生意気だからシメに行こうぜ」と言われて、執行猶予中にも関わらずのこのこと着いて行くパッパラパー安倍晋三とそれを応援するパッパラパー教信者は一刻も早く御花畑の世界から現実世界へと戻ってくるべきです。

いや…自己愛性人格障害の安倍晋三は無理かな。

それでも明日は参議院選挙で、改憲派が多数を取れば9条廃止に向かって突き進むでしょう。

選挙の論点にはしていなくても公約に入れている以上、実現できる約束を公約と言うと仰る自民党はこの道しかない!と突き進みますよ。

徴兵制の話で、経済的徴兵制に言及すると鼻で笑っていたネトウヨの皆さんは、自衛隊が検討し安倍晋三がGOサインを出そうとしている今になっても見えていないのでしょう。

信者の皆さんが見ているのはさぞかし綺麗な御花畑で、醜い現実世界からいつまでも逃避していたいのかもしれません。



どうです?

背筋の凍るような話でしょう?

日本の将来はこんな自己愛性人格障害のパッパラパー安倍晋三と御花畑の住人に委ねられているんですよ?