角帽かぶって卒業式に出よう | 大阪で生まれたおっさんやさかい。

角帽かぶって卒業式に出よう

出会いあれば別れあり。

卒業式シーズンですね。

留年していた友人も、今年無事卒業です。



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角帽かぶりてー!

アメリカの大学生みたいに卒業式で角帽かぶって空に向かって投げてえー!

無性にこんな気分になりました。


でもね、日本の大学って壇上の偉いさん方と主席級の学生しか角帽かぶせてくれねーの。

1  うちの大学のお偉方

世の中のルールでは、偉ければ偉いほどいい帽子が被れるみたいです。




「僕ももっと偉くなりたい!」


てことで造ってみました。


手作り角帽。


どこにも売っていない個性ある角帽を目指し、仲間5人でつくりました。

個性の塊、オリジナル手作り角帽のお目見えです。





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高さで個性をアピール。

左から5センチ、10センチ、20センチ、50センチ、80センチ。

色とりどりの高さで他を圧倒します。



この角帽をかぶって、いざ大学の卒業式に出席!

・・・なのですが、僕は今大学院1年で今年卒業ではありません。

留年して今年卒業の友人Nを祝うのが今回の主旨。

てことで、他人(後輩)の卒業式に乱入です。



卒業生を装って着席。

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おお、壮観な眺め。

鮮やかな高さのグラデーション。

なんと美しいことか。







お祝いの意味で、当然、一番高い80センチの角帽は今年卒業の友人Nです。

(他は皆修士1年)



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10センチの帽子と比べてもなんと高いことか。







5.5

関係者内外から大人気のN。





少なからず注目を浴びる我々ですが、ここは厳粛な卒業式。

派手なパフォーマンスなど、騒いだりしてはいけません。


大学総長のスピーチも始まり、一同も真剣に聞き入ります。


しかしここで60センチをかぶっていたUに異変が。
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どうやら設計上のミスのようです。

Uの頭よりも帽子の方が大きすぎて、下にずれてくるというのです。

しかしここはガマンの一手。

スピーチが終わるまで下手に動いてはいけません。




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何の手だてもしないと段々ズレが激しくなってきました。









一分後










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完全沈没です。

明らかに僕らより周りの方が動揺してましたが。

Uは一切総長の話を聞いていません。



そんなこんなで、念願の角帽をかぶって卒業式に出ることができたNはご満悦。

かわいい後輩たちと写真を撮り、大満足の卒業式でした。

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それにしてもN、背高すぎ。

多分この日来てたどの学生よりも背高かったと思う。

北欧系の留学生よりも誰よりも。

角帽はシークレットブーツみたいなもんです。



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帽子で春の風を受けながら、さわやかに去っていくN。

彼も4月からは立派に社会人。

この帽子のように末長くがんばってほしいものです。

がんばれN!