ハンバーガーショッキング | 大阪で生まれたおっさんやさかい。

ハンバーガーショッキング

僕の大学には、パンの自販機というものがあります。

その自販機には毎晩売り切れと、学生たちに人気の商品があります。


その名も


「ジャンボチキンカツバーガー」


1枚岩のようなチキンカツをはさんだ巨大なハンバーガーです。



これが確かにでかいのな。


Jチキン2



ノートパソコンと比べてもこの大きさ。

巷で人気の、メガマックとか佐世保バーガーとかと比べても見劣りはしません。

晩飯これ1つでも相当なボリュームです。

それでいて、300円というコストパフォーマンス。

しかし、この人気商品にも、1つ不思議な点がありました。


それはラベルに書かれた商品名が



「J(ジャンボ)チキンカツバアーガアー



になっていること。




Jチキン


「バアーガアー」て。

大正生まれの婆さんでも、こんな言い方しない。


「バアーガアー」て。

一度気になったら止まらない

しかも3年前からずっとこの名前らしいのです。



ええ、気になりましたよ。

作った会社、なんでこんな名前にしたんだ。ひょっとして狙っているのか?

この名前の由来を知りたい!

気が付いたら僕は製造元の会社に電話していました。


従業員のおばはん 「はい、ブレッドハウスです。」


いじちん 「あの、お宅が売られてるジャンボチキンカツバーガーについてお話したいんですけど。」


従業員のおばはん 「は、はい。」


いじちん「なんで商品名がバーガーではなく、バアーガアーなのですか?」

この微妙な発音のニュアンスを伝えるのが難しい。


従業員のおばはん 「わかりません。もう一度お願いします」


いじちん 「いいですか、バアーーーガアー です。」


今度は必要以上に強調してみました。

しかし、


従業員のおばはん「え・・・?」


だめだ、僕の言いたいことが伝わらない。


いじちん 「あんたじゃ話が通じない。製造責任者の方を呼んで下さい。」


ということで、製造責任者の田中さん(仮名)を呼び出すことに。


いじちん 「お宅のJチキンカツバーガーのラベル、

         バアーガアーになってますよ。」


製造責任者、田中さん 「え、ほんまですか。」


いじちん 「これには何か意図があるのでしょうか?」


製造責任者、田中さん 「ちょっと待ってください、今商品を確認します。」


・・・・・


「あ、ほんまやー!あっはっは!これウチの間違いですわ!」


なんと豪放磊落な人だ。

自分が責任を持って作っているはずの商品を管理できていないのに、笑い飛ばしている!


製造責任者、田中さん 「いやー、こんな指摘してくれたの、あなたが始めてですわ。

                 こんな間違い初めて。ありがとうございます。」







いや、3年前からずっと「バアーガアー」なんですけど。







製造責任者の田中さんは何に対して責任をおっているのかが非常に気になります。

しかし、彼は電話を切るとき、こう約束してくれました。


「すぐ商品名は『バーガー』に直しますから」



で、2日後、

僕のところに、大学の後輩がJチキンカツハンバーガーを持って走ってきました。


そうか、田中さんやってくれたのか。

そう思い、ラベルを見てみると




Jチキン改  「バーガアー」


中途半端~!!