少し心が温まるような話を記事で読みました。

アイスクリームショップを訪れたお客さんが2個分の代金を支払うと、1個分を貧しい家庭のお子さんにプレゼントするというものです。

元々はナポリで始まったこのプロジェクト。
コーヒーを2杯分支払って、1杯分を恵まれない方に提供する運動から始まったそうです。

AFP通信(7.31)の記事でしたが、私の第一印象は「アイスクリームではなくてジェラートでは?」「コーヒーではなくてエスプレッソでは?」という職業病的なものでした(笑)

冗談はさておき、素晴らしい取り組みだと思います。
「こんな取組は一時的なものでしかない」「魚を与えるのではなく、釣りかたを教えろ」「どうせなら、もっと子供の為になる物を提供しろ」「コーヒーやアイスクリーム業界のPRだろう」
などの批判が聴こえてきそうですが、アイスをなかなか食べられない子供達にいっときの幸せをプレゼントするのは決して悪いことだと思いません。
嬉しそうにアイスを食べてもらえる姿を想像するだけで、お金を支払うほうも楽しくなります。

また、この動きが「当たり前」になれば、アイスクリームを食べる回数が二回から一回になって、お客さんの健康にとっても良いかもしれませんね。

私もイニシャルメンバーの一人で、現在も理事を務めるTable For Two(テーブル・フォー・ツー) 。直訳すると「二人の食卓」ですが、その着眼点も「食事をとる時はヘルシーなもの。そして、20円を多めに支払う事によって、アフリカの子供たちに1食分を提供する(アフリカの学校の給食代は1食約20円)」というものでした。

今回のような動きが日本でも広がっていけば、自ずと寄付に対する意識も高まるのではないでしょうか。
日本にも素晴らしい社会起業家が増えてきていると思いますが、かたくてまじめな方策が多いので、今回の「アイスクリーム」や「アイスバケツチャレンジ」のように楽しさを追求するのも良いかもしれません。

NO FUN, NO GAINの精神で!