直接民主政治の知見を深めるためにGWを使って海外視察をしてくれた山田太郎参院議員、音喜多駿都議、そして事務局数名。
昨日はその報告会が行われました。







訪問した国はドイツ、スイス、スウェーデン、エストニア、フィンランドの5か国。

是非みなさんに見て頂きたいのは、スイスのランツゲマインンデ(青空議会)。
グラールス州という4万人の都市で、毎年5000人から1万5000人が参加して、税率や学校教育法改正等について討論したうえで決議します。
*その様子をこちら からどうぞ 

また、フィンランドの国民イニシアティブでは5万人の署名が集まれば、国民側から法律を提案できます。しかも、署名集めや起案は、ネットで可能なのです。非常に国民に開かれた政治が行われています。

エストニアではネット投票の実践を見てきてもらいました。
2年前の日本のインターネット選挙解禁の交渉時に、なんとか「ネット投票の研究と推進」を附帯決議の中に入れることが出来て良かったと本当に思います。私が最初に提案した時は全ての会派が否定的でしたが、最後は民主党が共闘してくれて、ねじ込むことに成功しました。
それを機に、日本からエストニアへの視察が増えているそうです。山田さんが会った大臣も「日本人は非常に関心が高く、視察もとても多い。日本が世界で3番目のネット投票実現国になるのではないか」(2番目の国はエストニアが技術協力しているフィンランドが濃厚とのことです)と発言されたそうです(実際は守旧派が大反対するでしょうから、そう簡単ではないでしょうがw)。
*その簡潔な投票の流れはこちら からどうぞ。


その他、ドイツでは、海賊党との意見交換。直接民主型政治の在り方等について、液体民主主義などについて貴重なお話を聞くことができました。また、スウェーデンでは、直接民主党や社会省などを訪問。理想的な民主主義が行われているとされるスウェーデンでは、投票率が非常に高く、2014年総選挙では85%だったそうですが、最近の悩みの種が若者の国政選挙における投票率が80%台から70%台に下がったことだとか・・・。







日本でも大阪都構想を巡って大規模な住民投票が実施されたばかりですが、世界的に「直接民主型政治」の機運は高まり始めています。
アイスランドでは海賊党の支持率が33%で、第2党に迫る勢いだそうです。

日本でも広がっていくのは間違いありません。日本を元気にする会がその先駆者としての役割をしっかりと果たしていきたいと思っています!

(視察の内容は、次回の公太’sフェロー勉強会でも取り上げる予定です!)