HIP HOPは1970年代にアメリカのブロンクスで確立されたストリートダンスです。
貧困層が多く、当時流行っていたディスコに行けない若者たちが、公園などに集まり、ターンテーブルを回し、踊ったのが始まりだそうです。



そのヒップホップに公的資格が設けられ、研修や試験料などに67,000円、そして毎年の更新料に12,000円もかかることとなりました。



ストリートダンスは自由な表現の世界であり、日本のお役所が型にはめて監視するものでは無いと思います。



資格を認める「財団法人 職業技能振興会」や、研修などを実施する「一般社団法人 ワールドリズムダンス協会」は厚生労働省の外郭団体です。いつものことですが、「認定利権」が発生し、将来的に天下りなどで甘い汁を吸う人々がまた増えるのではないかと思うと、憤りを感じます。



中学校の保健体育の授業で「ダンス」が必修になったと聞いたときに違和感を持ちましたが、今考えれば、この時からすでに天下り構築への道が出来上がっていたのかもしれません。



RUN DMC の ジャム マスター ジェイが、この話を天国から聞いていたらこう言っているかもしれませんね。

“It’s not funny(笑えないね)”



今後は、これ以上ムダな利権団体を増やさないようにウォッチし、阻止していきたいと思います。