今年は年末になっても、目まぐるしく世の中が動いています。


民主党の消費増税&それを切掛けにした離党騒ぎ、沖縄環境アセスの提出、日印の原子力協定推進、放射性物質中間貯蔵施設の発表、円高・ユーロ安への対応・・・


原発や震災の復旧・復興に資する話であれば休まずに動いて然るべきですが、なぜ一年の終わりにここまでドタバタしてしまうのか。


それは偏に、日本がどのような国を目指すべきだというVISIONが政府の中で欠如しているからに他なりません。


高度成長期で、働きさえすれば国も国民も豊かになる時代ならまだしも、マーケットが縮小する現状では、闇雲に政策を打ち出しても混迷は深まるばかりです。


来年は「日本VISION基本法案」を国会でオープンに議論するべきだと思います。そして、それを軸にした政界再編が行われば、透明性が高く、国民も納得できる状態になるのではないでしょうか。


経営で学んだこと。
厳しい時ほど、一人でも多くの社員の気持ちを同じ方向に向かわせないと、絶対に失敗するという事。
反対は必ず一定規模以上出ますが、その人達にもしっかりと説明をすれば、少なくとも邪魔をする人は減ります。


日本の再生は場当たり的な政治では、もう絶対に無理なのです。