トルコが長年苦しめられてきたロシアに日本が日露戦争で一矢報いたことや、トルコ人と日本人がモンゴル高原に同じ起源を持つ兄弟民族であるという説などもあり、日本に親しみを持つトルコ人は少なくありません。



そのトルコで、また大きな地震が発生してしまいました。



日本同様、トルコは地震多発国。ユーラシアプレートとアラビアプレートが衝突する境界線に沿って、長さ約1200キロの断層が国内を東西に横断しています。



気になって調べてみたところ、1900年以降だけで、トルコでは大地震(M7以上、もしくは死傷者が100人以上のもの)が15回以上発生しています。つまり、約7年に一度は大地震が発生しているのです。日本人の平均寿命で考えると、人生で11、12回は国内で大地震が発生することになります。
また、同期間の地震の犠牲者数は8万4千人以上。その殆どが建物の崩壊によるものです。



日本は未だに3-11の震災から立ち直っていないと言うものの、地震からの復旧ノウハウを有する国際社会の一員として、いち早く救援活動に参加するべきですし、耐震性のある建物や、建築基準の確立にしっかりとした協力を続けていくべきでしょう。



トルコは東日本大震災の時に、救助隊や食糧・飲料水を送ってくれました。また、民間の小学生などもお小遣いを集めて送ってくれたりしています。金額の大小ではありません。困っているときはすぐに救いの手を差し伸べるべきです。