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日本の経済産業省に属する資源エネルギー庁と米国エネルギー省(DOE)の最大の違いは、核兵器の開発・製造をも担っているところです。


最大の原発推進団体と言えるでしょう。


あまりにも「自分たちは間違いを起こさない」というスタンスだったので、「アメリカも間違いは起こす。現在も汚染地域がどんどん増え、環境に悪影響を与える中、2050年までの除染費用が25兆円もかかると試算されているが、最終処理場すら定まらないのに、どうして自分たちは正しいと言い切れるのか」と、ついつい厳しい言葉を発してしまいました。
一瞬、ミーティングルーム内の空気が凍りつき、責任次官補は顔を赤めながら怒りを抑えていましたが、明確な答えは得られませんでした。


ミーティングが終わったあと一足早く部屋を出た私に担当者が走り寄ってきて、出口までずっと一緒に歩きながら正当性を説明して下さいました。
DOEは核を推進する立場なので仕方が無いと思いますが、あれだけの事故が直近で起こっているのです。人間が抑え込む術(すべ)を知らないモンスターを利用している事に対して、もっと謙虚に向き合うべきだと感じました。


今からワシントンの飛行場に向かいます。

総括は日本でアップします。







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