本部や上級幹部が認識していた事と、現場で実際に起こっていた事との乖離があったというのは、大きな組織でよくあることです。



しかし、どんなに大きな組織でも、風通りが良く、トップが「現場主義」を貫いていれば回避できることでもあります。



みんなの党で事故直後から提言してきた「福島原発近くに対策本部を設置し、対応は現場のトップに任せる」という事が実現できていれば、このように危険なミス・コミュニケーションは発生しなかったでしょう。なぜ、政府は現場主義をここまで否定したのか、不思議でなりません(地域住民は放置し、自分達は放射線による健康被害を受ける事を恐れたのでしょうか…?)



会社も含め、組織で生じる問題のほとんどはミス・コミュニケーションが根本的な原因となっています。そして、崩壊する組織は、その問題を最後まで解決できないのが常です。