統一地方選挙の前・後半戦の合間をぬって、開かれる事になった国会の各委員会。



私は今週、3回質問に立たせて頂きます。



昨日は経済産業委員会でしたが、今日・明日のブログで、その内容を皆さんと共有させて頂きたいと思います。



以下、質疑の一部抜粋です(記憶を元に書いてますので、細部の違いがあると思いますが、ご容赦ください)



松田: 「原発の処置方法は(メディアや他政党の発言も含め)水を使った冷却化しか無いように言われています。
本当にそうなのか?他のオプションは全く検討していないのか?
しているとしたら、是非、国民に開示して頂きたい」



海江田大臣からは「そのプロセスしか検討していない」との回答。



松田: 「私は原発のプロではないが、多くの専門家の話を聞くと、あえてメルトダウンさせるのも一つのオプションだと聞いています。その検討はしていないのですね?」



海江田大臣からは「していない」との回答。



松田: 「処理方法もワースト・シナリオを想定し、様々な可能性を模索するべき。もしかしたら、そのメルトダウンというワースト・シナリオが、検討した結果、ベター・シナリオだったと言う事にもなるかもしれない。是非、検証し、その結果を国民に共有して頂きたい」



メルトダウン(炉心融解)という言葉はインパクトがありすぎて、拒否反応が強すぎるのかもしれません。私も、強烈に嫌なイメージを抱いてしまいます。



しかし、残念ながら、今となっては燃料棒が壊滅しているのは間違いないのです。実際、スリーマイル島では、メルトダウンが発生し、燃料の45%、62トンが原子炉圧力容器の底に溜まってしまいました。


しかし、それが結果的には爆発を食い止める事に繋がり、大気や海水の放射能汚染を最小限に食い止める事が出来たという説もあるのです。



いずれにせよ、政府はいろんな角度から、様々なオプションを徹底的に検証する必要があります。



「お前は素人だから、そんな事が言えるのだ」と馬鹿にするような案の中にも、実は最良の方法が隠されている可能性があるのです。



日本人は年配の「権威」と言われている方々の話を一方的に聞いて、鵜呑みにする傾向が強いですが、今回のような非常事態では、マニュアルも「過去の経験」もないのですから、もっとゼロから物事を考えなくてはいけません。



明日は、私が具体的に提案した「政府がいますぐに出来る改善点」について書きたいと思います。