国務院が景気てこ入れの金融政策発表 9項目・・

サーチナ：2008年12月4日；

国務院が景気てこ入れの金融政策発表　融資拡大など

中国国務院（政府）は3日に行った常務会議で景気てこ入れのための金融政策として、「適度な緩和」を進める方針を改めて確認し、金融機関による中小企業向けの融資拡大や株式市場の安定といった9項目の対策を打ち出した。中国新聞社が伝えた。
9項目は

（1）適度な緩和によって金融機関による融資の安定した増加を促す

（2）中小企業向けと農村部での資金融資の需要に対応するため仕組みを改善する

（3）株式市場の安定を促すと共に、インフラ建設や民生改善、環境対策、被災地復興を目的とした債権の発行を拡大する

（4）貿易企業の支援などを目的に外貨管理の方法を改善する、

といった内容。会議では「金融分野はこれらの対策を通じて経済成長の維持と構造調整推進のために力を発揮する必要がある」と指摘した。