今回、私が能登に行った目的は、

3つありました。

まずはもちろん、

被災された方たちに足湯をしながら

お話を伺うこと

(つぶやきをひろうこと)

2つ目は、

現地の状況をしっかり

自分の目でみておくこと

そして3つ目は、

手話が必要な人も

中にはいるんだよ、

という意識を広げること

なので

ずっとこのバンダナを身につけて

活動していました。

 

このバンダナがあることは

知っていましたが、

すぐに手に入れることはできなくて、

まぁいざとなれば、

ガムテープに油性ペンで書いて、

貼れば代用できるし。

と思っていました。

でもやっぱり必要。

ガムテープでは

なかなか気づいてもらえない。

今回はネットで見つけた関東から

急ぎ取り寄せました。

迅速に対応いただき、感謝です。

「手話できます」と「耳が聞こえません」

が対角線上にあり、

必要な方で、

身に纏うことができます。

 

「手話できます」

と言い切ることができず、

身につけるのを躊躇う人がいると

もったいないので、

「手話少しできます」も

あったらいいのにな、

と個人的には思う。

手話の上手下手よりも、

聞こえない人に

寄り添う気持ちがあることを

表すことが大事だと思うから、

少しでも抵抗なく

身につけることができたら、

いざという時に

聞こえない人たちの心細さが

少しでも軽減されると思っています。

今回は、残念ながら、

手話ユーザーとの出会いは

ありませんでしたが、

防災講演活動で活躍しておられる方から、

「大事な活動ですね!

ぜひ紹介したいので、

写真を撮らせてください」

とお声かけいただきました。

とても嬉しかったです。

また、パトカーから

警官が2人降りて歩いていたので、

「どこかで

耳の聞こえない方に出会ったら、

手話ができる人が応援に来てたよ、

と伝えてください。

耳が聞こえなくて

情報が得れていない人が

いるかもということを、

知っておいてほしいです。」

と走り寄って伝えておきました。

他にも目にしてくださった方はいるはず。

意識の中に、

「手話が必要な人がいる」ということが、

芽生えたら嬉しいです。

 

そしてもっと大事なことは、

「耳がきこえません」を

身につけている人をみかけたときに、

私たちは何ができるのか。

その具体的な行動を

知っておくことだと思います。

『防災×聴覚障がい理解』

聞こえる人の立場からも。

聞こえない人の立場からも。

ぜひ広めていきたいテーマです。

人はみんな優しい。

知らないからできない、

気づかないだけ。

一度知りさえすれば、

できるようになることは増えるはず。

聴覚障がいだけでなく、

視覚障がい、車椅子、精神的な疾患、

妊婦さん、赤ちゃんづれ、高齢者、

日本語がわからない外国人。

サポートが必要な人はたくさんいる。

知らないことを知ろうとすることも、

誰にでもできる優しさだと思います。

兵庫県でも近々、

同じようなバンダナを作成するようです。

*参加した能登半島での足湯ボランティアは、

被災地NGO協働センター

CODE海外災害援助市民センター

兵庫県防災士会の協働プロジェクトです。