能登の白山神社では、

毎年9月20日にお祭りが開催される。

9月20日が何曜日であれ、

かたくなに、

9月20日開催が守られている。

「お熊甲祭」というもので、

国の重要無形民俗文化財に指定されている

枠旗祭りとも呼ばれ、

大陸の渡来神を祀る

久麻加夫都阿良加志比古神社の

大祭だそうです。

その神社にも行ってみましたが、

お正月のしめ縄飾りもそのままに、

鳥居は倒れたままでした。

 

このお祭りに、

今回の足湯隊の発足メンバーが何人か

元々参加していたご縁で、発災後、

この地域に一番に

駆けつけることになったそうだ。

お話を伺っている中で、

何人もの方が言っていた。

みんな、輪島や珠洲に行ってしまう。

目の前を災害支援のトラックが

通り過ぎていく。

そんな時に、この町に、

支援に駆けつけてくれたみんなには、

感謝してもし尽くせない、と。

そのお祭りについて話をすると、

「今年も絶対にするぞ!」という方、

「今年もできると思う?」と尋ねてくる方、

「今年は無理だと思う」と視線を落とす方。

さまざまだ。

人は、

自分(たち)でしようと思うことを

自分(たち)で形にすることができるとき、

力を得る。

まずは、自分でしよう!と思える力が

みなぎるかどうか。

この地区の方達が、

自ら、9月20日はお祭りをするぞ!

と思えたらいいな、と思う。

そういう力が湧いてくるような支援が

できたらいいなと思う。

今必要なものを、必要なだけ。

物資の支援はこちらからもできます。

http://ngo-kyodo.org

*足湯ボランティアは、

被災地NGO協働センター

CODE海外災害援助市民センター

兵庫県防災士会の協働プロジェクトです。

(写真は一緒に行ったメンバーのものも

 お借りしています)