今回の初挑戦

【お味噌作りを手話で伝える】

 

いつかしたいと思っていたことでした。

なぜかというと、

公的な手話通訳って、

病院や役所、学校などには

派遣されるけれど、

趣味や習い事には

なかなか派遣されないのです。

だからろうの方達は

何かを学びたいと思った時、

多くの場合、

通訳をする人を自分で探さないといけない。

私もかつてろうの友人に、

「カラーセラピーを学びにいきたいんだけど、

手話通訳者がみつからない。

筆談でいいから一緒にきてくれないか」

と頼まれて、同席したことがありました。

でも10分もしないうちに、

ペンを握る腕が痛くなってくる。

あちらこちたで発言があると、

誰が言ってる言葉を書いているのかすら

伝えられなくなってくる。

私が諦めたら伝わらなくなる。

だから必死で書き続けましたが、

筆談で伝えきることは非常に困難でした。

なんて不公平なことなんだ・・・。

聴者が、知りたいことを知り、

学びたいことを学ぶのと同じように、

聾者も同じようにできるのが平等。

同じように、

人生を彩ることができてあたりまえなのに。

あのとき憤りとも悲しみとも言えない感覚が、

私の中にはっきりと芽生えました。

だから、ファスティングを教えるようになったときも、

聾者にも伝えたいと願ったし、

お味噌作りもいつか

聾者の方達に伝えられるようになりたいと

思っていました。

それが思わぬかたちで実現しました。

 

毎週30分、

手話を教えてくださっている青山先生が、

ご自身の教え子の方達が集う文化祭で、

「お味噌作りをしよう❗️

と言ってくださったのです。

 

ありがたいけど緊張する💦

緊張するけどありがたい✨

撮っていただいた写真をみて

あらためて思いました。

手話ってとても素敵な言語だ。

必ず相手を見て話します。

目と目を合わせて。

自分の手が、

拙いながらも一生懸命

伝えようと必死に動く。

なんとしても伝えたい。

どうしてもあなたのことがわかりたい。

その気持ちの交流が、

絆を深める気がします。

 

お味噌作りを通して、

日本の伝統的な食卓力の向上と、

本物をつくる生産者さん達への敬意、

発酵食品の素晴らしさ、

防災としての味噌作り、

地産地消など、

大事なことをろうの方達にも伝えたい。

そして後世に継承していく大事な日本の知恵として、

ろうの子どもたちにも伝えていきたいです。

未熟な手話をあたたかく見続けて、

一緒に楽しい時間を過ごしてくださった、

青山先生はじめお手伝いくださった方々、

そして参加くださった皆様、

本当にありがとうございました💕

 

ある意味、夢が叶い、

そして新たなスタートをきった気持ちです✨

点と点が線に。そして線が面に。

1つずつ◎

素敵なご縁の数々。

ゲームや皆様の手話歌も、

とっても楽しめました。

ここからまたご縁が深まりますように✨🤟