「2つしか採れなかったんだけど」と

今年も春が届きました❣️わざわざ宅急便で。

 

山歩きが趣味のSさん。

毎年一番のふきのとうを送ってくださるのです。

これが私にとっての春到来の合図。

まさに手前味噌、手作りのお味噌でふきみそに。

 

 

ちょうど届け物をしてくれた友人と半分こ。

分かち合えるって、しあわせだ😊 

Sさんは、

私がお味噌づくりをお伝えしているきっかけでもあり、

原動力でもあります。

2018年7月、西日本集中豪雨発災1週間後、

初めてボランティア活動に入った岡山のSさんのお宅。

浸水してしまった蔵の中にあるものを

とにかく全て運び出して、

Sさんやご家族に確認しながら分別し、

集積所に運び出す活動をしました。

水に浸かってしまって重くて大きな容器を、

いくつもいくつも運び出した。

梅干しを漬けたものや、

味噌を仕込んでいたものもあった。

その時は初めての支援活動で夢中だったこともあり、

慣れない屋外作業、力仕事、

経験したことのない酷暑の中、

想像すらしたことすらなかった初めて見る情景に、

心は若干フリーズしていたような気がする。 

そのまま時が過ぎていったが、その年の秋、

年初めに自分が仕込んだ味噌が出来上がってきた時に、

突然、その光景を思い出した。

「あのお宅に、味噌を届けなくちゃ。」

そんな想いに駆られたけど、

宅急便では嫌だった。

電車に乗って岡山まで届けに行った。

と言っても、ほんの少ししか仕込んでいなかったので、

わずかな量しかお分けすることができなくて、

それがとても悔しくて。

その数ヶ月後にお声掛けいただき、

参加させてもらったのが、

米麹からつくる本格的な味噌作り。

一緒に支援活動に入った仲間たちと、

そしてその町の方達と一緒に、

お味噌を仕込めたことが、とても嬉しかった。

たくさん仕込んで、

出来上がったお味噌をまたSさんにお持ちした。 

そんなことがあって、私はお味噌をつくる、

ということが身近になったタイミングで出会ったのが、

キレイな日本人プロジェクトのかんたん手前味噌作りの活動。

その活動に参画し、

色々なかたにお味噌作りを伝える様子を

Sさんが見てくださっていてメッセージをくれた。 

「うちの味噌はあの時なくなってしまったけど、

こうやって恵ちゃんが繋いでくれてる」 

その言葉があるから私は、

お味噌づくりをずっと繋いでいくと決めています。

作ってみたいという方とご縁のある限り😊

その後Sさんは、

神戸に何かあったら一番に駆けつけるって言ってくれて。

そう思ってくれる人が、この世の中にいるということが、

どれだけ心強いことか。

どうか、優しさと思いやりに満ちた、

平和な世界でありますように。

お味噌。つくってみたい方はお声かけくださいね。

リアルでもzoomでもできます(*˘︶˘*)

#美養ライフスタイリスト

#伝統美養塾

#食卓和文化継承士

#キレイな日本人プロジェクト

#10,000人味噌作りプロジェクト