まず、字が多くてすいません(笑)

 

 ドジャースが勝ってダルとマエケンがリーグ優勝決定シリーズにコマを進め喜んでいたところ、なんと田中将大のヤンキースがリーグ最高勝率の優勝候補筆頭インディアンスを負かしてしまった。これでまた数日メジャーが楽しめることになる。それにしてもサイヤング賞候補と言われていたクルーバーとセールが敗戦投手になるとはメジャーのポストシーズンは怖いとしかいいようがない。そういえば黒田博樹の盟友であり現役最強投手のカーショーも最初は苦労してたっけ。苦い経験を乗り越えてきたからこその現在の域に達したという事だろう。いつか現地で観戦したいな。

 

 ところで日本では衆議院選挙です。もともと決まっていた甲賀市は市議会議員選挙でW選挙ですね。ちなみに村田諒太の試合も22日と決まっており、ほくそ笑んでいたフジテレビは最悪の結果を迎えました。僕はもちろん村田VSエンダムを選択します。大義なき解散とか、衆院選は政権選択とか報道されていてお茶の間にもいろんなコメンテーターとかの声も届いていることでしょう。しかし一切無視した方が目が曇らなくて良いです。確かに少しは言えますが本題は全く語られてはいません。自民公明ですら隠しています。この面において僕は安倍総理にも大きな批判をしたいと思います。そもそも選挙とはなんなのか?多くの大人たちも子供に教えるほどのものを持ち得ていないのではいか?それほど日本の選挙は怪奇で物騒なものになってはいないかと問いたいのです。

 

 どういうことかというと今回の選挙は、急造過ぎて政策も何も中身が決まっていない、勝てば誰を首班指名するのかすら決まっていないという「希望の党」が出て来たからです。これを小池さんは否定するでしょうが「数の理論で勝つのが先、後は私に任せて下さい」という白紙委任状を突き付けているに等しい。

 

 この人ならやってくれそうという期待感だけを煽って得票原理にしているに過ぎません。過去にも民進党が勝って政権を取りましたが実務力が無さ過ぎて、官僚にあしらわれただけ、自分たちがあれほど批判していた自民党よりも酷かったという、これだけの話でした。ただし、マニフェストは希望の党よりまともなものが出ていた所は見逃せません。ワイズスペンディング、パラダイムシフト、加えてユリノミクス。皆さん意味わかりますか?誰に向かって喋っているのでしょうか?報道ステーション観ててあまりに酷すぎてチャンネルを変えてしまいそうになりましたが何を言っているのかすら不明、まあ、なんとか情報公開をしていくのが大事とかいう意味らしきものだろうなと理解できます。これは椅子からズッコケるほどの発言で都民ファーストの会から以前の都議会以上に小池都政の方がブラックボックス化していると離脱者が2名出ているように「最も情報公開してないのは自分でやろがっ!!」と一人で突っ込んでしまいましたよ。

 

 ブラックボックス。これについては豊洲問題を10年以上取材されてきた有本香氏の著書「小池劇場が日本を滅ぼす」に詳しく書かれています。さらに都庁の職員アンケートなるものがありまして、これは当社には有りませんので東京都庁のガバナンスは中々やるなあと思ったわけですがこの結果として全項目平均63.6点の前舛添都知事よりも、全く意味のないパフォーマンスにより吊し上げられた石原慎太郎元知事の71.1点よりもはるかに低い46.6点であったことは全く報道されていないですが事実です。ちなみに市場問題で反対派を焚き付け、悪徳業者を暗躍させ、密室での方針決定に関与した特別顧問の登用については評価しないが94.4%でした(笑)。

  

 なんかバッシングばかりになって来たのでそろそろ止めたいですが現状把握しないと問題点は浮き彫りにならないので続けます。そもそも数の理論と言われて久しい「選挙」というものですが、数を最も手っ取り早く作る効率的だった手法が民進党をごっそり頂くという手法でした。例えば維新塾しかり小池塾にしても将来の政治家たちを学ばせる、育てる場というのは必要な事です。集金活動の一種とも言えますが意義はあります。ただし時間がかかりますから間に合いません。それ以上に今回は民進党には90億から140億ともいわれる政党助成金の貯金がありました。ちなみに政党助成金は僕たちの税金で賄われています。1年間に国民一人あたりで250円支出しています。本来、この年度で政治にはお金もかかることでしょうと信託されたお金なので年度で使い切らないといけないと法には定めていないが法の精神からすると違法ともいえるグレーな貯金です。たった250円だからいいのか、25000円なら怒るのでしょうか?以前から書いてきました政治資金規正法はまさに抜け穴だらけです。この件に関しては僕は何回も政府官邸にメールで(笑)法改正を求めてきました。これがあるからこそ劣悪な人達が政治家は美味しいと集まる根本だと思うからです。政治家はボランティアで金も名誉も命も要らない、知識と良識を持った正義感溢れる人達だけがなればいいと求めているだけです。話が逸れて来たので戻しますとこの100億近いお金を手にしたという事です。しかし良い面もあったので触れておきますと民進党を解党できたのは良き結果でした。現在、参議院民進党は残っているという不思議な状態ですがね。ちなみに選挙ポスター用の写真を小池さんと一緒に撮ると3万円請求されます。また出馬するには供託金を支払わなければならないのですがその期日が希望の党の発信から翌日!!ある元民進党議員は「オレオレ詐欺にあってるみたいだったわ」と言っていましたが、それでも当選するためには文句を言わない、それが元民進党の正体です。ここまでコケにされて情けなくはないのだろうか?実は希望の党はガラクタの集まりなのではないだろうかという疑念すら普通湧くと思いますよ、普通。

 

 日本新党から産声を上げ見切りをつけ新進党へ。さらに見切りを付け自由党へ。そしてやっぱり力を持たなくちゃ何も始まらないと気付き自民党へ(なんか抜けてたかな?)。小泉元総理に近づき劇場型という僕が最も忌み嫌う民衆を煽り洗脳してしまう政治手法を身に付けた上で、機は熟したと自民党を見切り新党結成へ。完全に政治家になった当初の本来の目的を失っていると言わざるを得ない。悪と言われている独裁政治でも仕事が出来ればいいのだが、そうではない場合に民主主義の役割がある。しかし都知事になって現場を混乱させただけ、豊洲問題は舛添時代から遅れに遅れ、逸失金額は4000億円とも8000億円とも言われている。オリンピックも大丈夫かと言われるほどインフラ整備は遅れ悲惨な事になるのは預言しておく。都知事になってしたことと言えば煙草は家で吸えと言ったくらいだ。

 

 もう一つ情報。今回、知事を辞めて衆院選に出てくるのではないかと報道がありました。現に前原元代表は切望していましたが、これは小池氏側のインテリジェンス、といっても民間の情報機関などを利用して支持率が高ければそれもありうるというのが僕の予想でした。自分は決して怪我をしないという事ですね。しかしそうなれば都民の反発を買うのは必定、そこで次期都知事候補としてあの蓮舫氏にあらかじめ打診していたというのである。さすがの蓮舫さんもそれは断った。二重国籍問題はまだ尾を引いている、当選は難しいと思ったのでしょう。当然と言える決断です。さらに支持率も低かった。水面下ではどうしようもない絵が描かれていたという、これだけみても「都知事、おかしいです、さすがに国民は怒りますよ。」と忠告する人材すら周囲にはいないという有様です。だからユリノミクスという自意識過剰な言葉も誰も止められません。前原さんは民進党を解体され金だけ奪われた元代表ということにならなければいいんですがね。

 

 日本語で「希望」という言葉は美しい言葉です。これがもう小池百合子氏のせいで簡単に使えなくなってしまった。まさに「野望の党」と言っていい。おまけに僕の好きな百合の花までも汚された気分で本当に気分が悪い。

 

 僕の友人に「今回の選挙はやっぱり日本人はみんな頭が悪いんで自公で過半数は獲れんやろな。残念ながら大原ちゃんの言うように有権者の質が低すぎてますます国の破たんが加速するわ。」と言われました。しかし捨てたもんじゃぁない。インターネット、SNSの発展で情報ははるかに共有されています。希望の党の支持率は予想よりはるかに悪いです。

 

  ただし僕は自公政権が良い言っているのではありません。他よりはまだまともだと思ってるだけです。自民公明とも深い闇を抱えています。限りなく合法だが法の精神に沿わないブラックなお金も多々流通しています。辞めて欲しい政治家も山のようにいます。何より他党は政策立案能力がなさすぎます。自民党に褒める点があるとすれば朝8時からやってる部会制度です。ここで国会開催中は毎日勉強会やってる事により少しは専門性が高くなっています。これは他党には無い良い点ですね。支持率が今現在まだ高いのは国益に沿っていると言えましょう。2大政党制が必要だと?それには致命的に欠けている条件がが2つあります。ひとつは政策立案がしっかりできる野党の出現。もうひとつは成熟した有権者です。これが出来てからの話です。評論家や御用学者はいい加減な事を言うんじゃないよ。雰囲気や風が吹くとか、やってくれそうな期待感だけとか、イケメンだとか美人とか、選挙カー使っての洗脳選挙とかもう止めにしませんか?

 

 ちなみに森友加計問題なんか野党がまだ言っていますが、この問題は加戸守行前愛媛県知事の国会参考人招致で終わっています。これは民法でもNHKですらわざと意図的に報道しなかった不都合な真実です。真実はYouTubeにあり。ぜひ検索してみて下さい。この影にも放送法の抜け道がまんまと利用されていますからここを改正しなきゃ有権者はいつまでたっても踊らされる。小池百合子氏はこのような抜け道を最大限利用してきた才女と言うべきでしょう。僕はまったくそんな生き方を真似したくはありませんね。 

 

 

 

おしまい

 

                              ヤンキースおめでとうございます  M.OHARA