【倚りかからず-茨木のり子】 ながく生きて 心底学んだのはそれぐらい | 本好き精神科医の死生学日記 ~ 言葉の力と生きる意味

本好き精神科医の死生学日記 ~ 言葉の力と生きる意味

「こんな苦しみに耐え、なぜ生きるのか…」必死で生きる人の悲しい眼と向き合うためには、何をどう学べばいいんだろう。言葉にできない悩みに寄りそうためにも、哲学、文学、死生学、仏教、心理学などを学び、自分自身の死生観を育んでいきます。


足腰が弱くなると、独りで立てなくなりますからね。

心も体も、足腰を鍛えておかないと。




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■倚(よ)りかからず
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         茨木のり子


もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない

もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない

もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない

もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない

ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい

じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある

倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ



倚りかからず (ちくま文庫)/茨木 のり子

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 自分のことは、自分でしないと。

 自分のことは、自分で考えないと。

 他人の言葉の受け売りだけでは、自分は分からない。

 自分の心を誤魔化せないのは、自分が一番よく知っている。


 他人任せでは、自分の人生を生きられない。

 他人の言葉に流されていては、自分の望む生き方ができない。

 自分に由る、自由な人生を送りたいよ。



 僕が、僕であるために。

 





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