魂が鼓舞する仲間との語らいは

重力から解放されて

ひたすらに軽い。

そこで交わされた言葉たちは

真実の言葉だから。

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あなたがもし

自分の言葉を語る立場の人なら

その言葉がひとりでに歩き出すことを

経験しているかもしれない。



自分の言葉で語るというのは

その言葉に旅をさせることでもあります。



ひとたび口から発せられた言葉は

命を持って解き放たれるわけなので

そこに止まってはいないのです。

語れば語るほど

自分の想いが固まってきたり

また逆に揺らいできたりすることも

あります。



それは

言葉が生きているから



自分という入れ物に閉じ込めていた時には

気づきもしなかった

とてもつもないエネルギーを

放ち始めるからです。


そのことを知れば

自分の口から発する言葉は

自分自身も同然だということを

実感できます。



あなたが真実の言葉を口にしたならば

その言葉は活き活きと輝き

誰かの元を訪れては

その誰かに気づきを運びます。



ここでいう真実の言葉とは

無論、世間一般の決めた真実とは

全く違います。



真実の言葉は

本来の素のままのあなたの言葉です。



「素」の自分、というと

途端に萎縮してしまう人もいるかもしれません。


会社の中で

素の自分をひた隠しにして

家族にも

なるべく当たり障りのない会話で

過ごすことを

当たり前としている人も

いるかもしれません。


もはや隠していることも気づかずに。



そういう方にお会いした時

私はその方の言葉のエネルギーが

風前の灯で

今にも声が消えそうだと

感じることがある。

つまり

その方自身をとてもはかなく

感じる。




-何かを言いよどんでいる。



それは

かつての私でした。



本当のことを言ってしまったら

どうなるのか。

この社会との関係は

どうなるのか。


それを考えると

とても怖くて

逃げたくなったから

本当のことは言わない方がいい。

そう思って

なるべく自分のことは

言わないように

過ごしていました。



ある日

それはとても苦しくなって

どうしても

自分の言葉で

語りたくなったのです。


それが

話し方レッスンで目の前の生徒さんに

マンツーマンで対面した時。


この目の前の方に

本来持っている自分の力に

気づいて欲しい。


本当のあなたは

もっときれいだしかっこいいし

キラキラしてるんだよ。


そう伝えたくて

私の肚の底から湧き上がる

魂の声。



自分の声であってそうでないような。

どこか遥か彼方から届いてくるような

力強くどっしりとした声。


私の本当の声が

放たれた瞬間を

今でも覚えています。


体が熱くて

でもどこか妙に冷静で

ただただ

幸せのエネルギーに満ちていました。



その頃から

この世の中は目に見えないものがほとんどで

それが私を導いてくれているんだと

信じるようになりました。




かつての私は自分の言葉を語るのを

どこかで

避けていました。


でも

気づいたのです。



私が本当の自分を生きるためには

そこは避けては通れない道だと。



怖かったけど

私は生きたくて生きたくて

少しずつ

語ることを始めました。




上手くできなくてもいい。

失敗してもいい。


必ず

あなたは真実の言葉を

持っているはずだから。



だからどうか

語ることを

おそれないで。


あなたが真実の言葉を放てば放つほど

あなたは幸せになり

あなたに触れる誰かも

共に

幸せになるのです。



言葉は生きている



あなたが生きるのと同じように。



あなたが本当の自分を生きていなければ

あなたが放つ言葉は

魂の火が消えた

抜け殻のようになる。


生きて。

生きて。

本当のあなたを生きて。


あなたが

あなたのそのままを生きれば

自ずと言葉が生まれてくる。

それこそが

あなたの命。