「フライトプラン」
ジャンボ旅客機を舞台にしたサスペンス&アクション作品。
設定、基本的ストーリーは、悪くないが、かなり大味。
所詮、他人の事として、興味をしめさない傍観者への批判と、
娘を思う愛情の深さ、母親の強さ、たくましさがテーマかな。
航空機設計士・カイル(ジョディ・フォスター)は、
6歳の娘・ジュリア、事故死した夫の亡骸と共に、
ベルリン発ニューヨーク行きの旅客機に乗り込む。
飛行中、ジュリアが忽然と姿を消す。
乗務員、乗客とも、ジュリアの存在を認めない。
上映時間の半分は、
半狂乱で、娘を探し回るカイルの姿を追っている。
謎解き、サスペンス部分がイタダケナイ。
伏線の張り方もイマイチ。
オチもなんだそれ、ありえない。
アクション部は、アッサリ。
夫を失い、娘がいなくなり、
パニックになっているのは理解できるが、
かなり、はた迷惑な行動の連続。
アラブ人から訴えられないのか。
リアリティのある巨大なセットを使い、
臨場感タップリに描いているのに、
乗務員の対応、態度もオカシイと感じた途端、興醒め。
突っ込み所満載でした。
- ピーター・A・ダウリング, テリー・ヘイズ, ビリーレイ, 番 由美子
- フライトプラン