「ヴィタール」

塚本晋也監督、主演は浅野忠信。

人体解剖を通して、生と死を描いたラブストーリー。

私はハマリマシタ。

塚本作品と相性が良いのかもしれない。

 

交通事故ですべての記憶をなくした博史(浅野忠信)は、医学部に入学。

解剖実習で担当したのは若い女性の遺体。

実習が進むにつれ、解剖に熱中していくうちに、記憶を取り戻していく。

 

先日観た「六月の蛇」同様、

音楽を極力排し、静かだが、息詰まるような威圧感と、

ショッキングでありながら美しい映像。

博史を演じる浅野忠信、

捉え処のない、浮遊感のある演技が素晴しい。

 

ボソボソしゃべるセリフ、所々聞き取りにくい箇所がある。

イメージ的なシーン、何気ないセリフ。

想像力を膨らませることができ、後からジワジワ来る。

1回観ただけでは、すべてを把握することが出来ないので、

近いうちにもう一度。

  
 

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