「宇宙戦争」
ファーストディを利用してを観てきました。
感想は、
スッキリしない、モヤモヤした感じ。
H・G・ウェルズ原作のSF映画ですよね。
家族愛を描いたパニックムービーだと思うのだが。
ということは、宇宙人が襲ってこなくてもいいんじゃないの。
トム・クルーズの役柄にも必然性を感じないし。
レイ(トム・クルーズ)が、
息子・ロビー(ジャスティン・チャットウィン)、
娘・レイチェル(ダコタ・ファニング)と共に、
外敵から逃げ回るだけにしか見えなかった。
観客もレイたちと一緒に恐怖を体感するような展開だが、
まったく共感出来なかったな。
別の場所では、世界はどうなっているのか、
セリフだけでは上手く伝わらない。
ホオジロザメやT-Rexの恐怖と違うのは、
相手が何なのか、目的が何なのかワカラナイ点。
得体の知れない恐怖の存在がメインテーマ。
結局、最後までレイの視点で描かれているので、
“ヤツラ”について説明不足のまま終わってしまった。
スケールのデカイ話の割りにラストはあんなものなの?
ストーリーはともかく、
映像とサウンドのインパクトはある。
地面が割れ、
巨大な“トライポット”が、縦横無尽に暴れまわる迫力。
邦画なら何作品撮れるのだろうか)
観るのであれば、劇場で体感する方が絶対良い。
過去から様々な命の犠牲の上に今が成り立っている。
何ひとつ無駄な命はない。
命の尊さを訴えながら、
本当に怖いのは人間かもしれない、といった描き方も。
- 著者: H・G・ウェルズ, 小田 麻紀
- タイトル: 宇宙戦争