昨日はついつい妹の舞のことが気になると言っていたんだけど、
やっぱり新人プレイヤーの4人のことも目一杯気になります。
それぞれのレベルはもちろんのこと練習がイヤになってないかなあ…とか、
いろいろ気になります。
練習のちょっと合間を利用して、1年の指導をしている3年生の板野まどかに
新人たちの様子を聞いてみた。
「まどか、あの娘たちどんな感じ?」
「う~ん……」
まどかは少し言葉を探しているような感じがした。
「まあ、最初はこんな感じじゃないかしら…ねぇ。」
「ちっちゃいのはドリブルは上手いけど、パスがヘタ。」
はっきり言うなぁ…。
「大きいのはボールを怖がってるし…、イケメン巨乳は手より先に足が出る…。」
「初心者マークは論外!」
あははっ…ちゃ~んと名前で呼んでやれよ~(^_^;)
この説明ですべてが理解できるわたしもどうかと思うけど…。
わたしはまどかと向かい合い彼女の肩に両手を置き話しをした。
「まどかさん…まかせた!」
「あの娘たちが使えるようになるかはあなたの腕に掛かってます。よろしくね」
とその場を立ち去ろうとするわたしに対してまどかはジャージの襟を引っぱり、
「待て!」
チャックが喉に食い込む…
「ぐ、ぐるじい~」
この状態まま、まどかが話しを続ける。
「あなた何無責任なこと言ってるの?」
「ちっちゃいのとイケメンくんはまだしも、大きいのと初心者マークは
あなたが連れてきたみたいなものでしょ?」
さらにチャックが食い込む!
それでもまどかはまだ続ける。
「あなたも何とかしなさい!」
わたしは無言でジャージをつかんでるまどかの腕をたたき、落ちる寸前でようやく解放されたのでした。
「はあ、はあ…」
「…わ…かった…」
呼吸を少し整えわたしはこう言った。
「OK!二人で力を合わせてあの娘たちをちゃんとしたプレイヤーに変えて見せましょ…」
その言葉にまどかは笑顔をみせた…