自閉症のお子さんのお父さんの新しい役割、家族モデルを提唱している。
著者は実際に自閉症児のお父さんとして、
障害の受容
療育の意義、とらえ方
経験談とネットワークへの発信
具体的な療育の進め方とそのアイデア
を
ポジティブに、非常にユニークな着眼点で記述されている。
このユニークさは心理学に出自を持つ著者ならでは、ともいうことが出来ると思う。
隠ぺいすべきネガティブな障害というものは作中にはなく、科学的な視点と考察による障がい観のポジティブなコペルニクス的転回がなされている。
そして、そらパパの、お子さんへの、ご家族への深く熱い愛情、自閉症への探究の情熱がひしひしと伝わってくる、そんな一冊。
ネットワークを通じて、あるいはそれを越えた仲間がいて、コミュニケートできる、そんな希望をももらえた気がした。
家族、支援者、これから支援者を目指す方にもぜひおススメしたい。
そんなそらパパのブログは
http://soramame-shiki.seesaa.net/
追記
巻末の本のリストで引き続きお勉強です。