すべての準備はOK


現われる時期はどういうことかというと、宇宙の星のいろんな関係と、いわゆる司令、司令という言葉じゃないんだけれど、そういう人達が集って、会議をして、地球の波動と合わせて現われてくるわけね。今度問題は、只現われただけでいいのではないのです。現われた現われた、と喜んでいたって何んになりはしない。仕事をしなければならない。仕事をするためにはその科学力というものを、みんなにわかるように私達地球人の団体がしなければならない。

もしそういう科学力がソビエトにわかり、アメリカにわかったら、パッと攻めて来てやられるかも知れない。しかし宇宙人はやられませんよ。だからちゃんとこちらが危害を加えられないような準備さえもしなければならないですよ。全部準備してから降りて来られなかったら大変ですものね。真先に五井なんてやつがやってんだ、やっつけちゃえ、なんて来るかもしれない。村田なんかやっちゃえ、なんてね。どこの国からも間諜は来ているのですから、みんな調べている。そういう風になったのでは困るでしょ。そこで宇宙人の方では宇宙人と守護神が協力しているわけなのです。宇宙人、守護霊守護神が協力して救済に当たっているのですよ。

そういう考え方からすれば、地球の世界で平和の祈りで働いている人が、危害を加えられてはいけないから、それを守るための準備もしっかり出来ていなければならない。それがスッカリ出来上がりつつある。それで完全に出来上がった時に降りてくるんです。それじゃなかったらいざとなったら困る。いざとなったら一度は金星に逃げるかもしれない。

そういうのをきくと、少年物語の()宇宙船シリカじないけれど、そう思うかもしれないが、実際はそういう事態が出てくるのですね。そういう話をすると、ああ先生のところは、平和の祈りで消えてゆく姿の教えは浄土門的法華経だし、神道の教えもあるし、素晴しいのだが、あの宇宙人の話になるといけない。先生いかれているんじゃないか、とこう思うかもしれないけれど、いかれともどうもしていない。宇宙人が出なかっら地球はダメなのです。




実際行動は日本人がする


二通りの見方があるのですが、二つのものが一つになっていかなければならない。世界平和の祈りで自分の心を変え、しかも世界人類の心を光明波動に変えてゆくと同時に、宇宙人が来て、いわゆる平和の科学の威力を地球人と一緒になって発揮する、という二つのことがなければ世界は絶対に救われない。その間に神霊の物質化現象があるかもしれない。

どんなに偉い宗教家が出ても、どんなに偉い政治家が出ても、人類の滅亡を救うことは出来ません。アメリカに宇宙人が出ても出来ません。ソビエトに出ても出来ません。ソビエトが全部本当に平和ということになったら、かなり良くなるけれどそんなことは考えてはいません。とにかく共産主義で全世界を制覇、制圧しようと思っているのだからね。只平和、平和なんて甘い言葉だけをいっているに過ぎないんですよ。

だからソ連に期待することは出来ない。といってアメリカに期待出来るか、アメリカもやっぱり自分の国を守りたいんだし、期待は出来ないのです。いかにアメリカに偉い人が出て来たって、ソ連に偉い人が出て来たって、権力を握っている人達がつぶしてしまいますからだめです。肉体人間ではつぶされます。つぶされないものは何かというと、力を持った肉体界、地球界以外のものじゃなければだめだということは、ハッキリしていますよ。それで実際にやるのは誰れかというと、地球人がやるんですよ。日本人がやるんです。日本人がイニシアチブをとって、アメリカとソ連を和解させるよりしようがないですよ。そういうことを私達がやることになっております。その日が近くなっています。だから皆さんがそれにふさわしいような人間にならなければだめなんですよ。うちの夫は道楽で、うちの家内はだらしがない、うちの息子は、うちの嫁じゃだめ。そういうことはもうどうもでもいい。地球が亡びるか亡びないかの境に、そんなことはどっちに転んだってたかがしれている。文句をいったってそんなもの聞き流しておけばいい。そんなことの時代じゃなくて、もう本当に地球人類を救わなければならない。

宇宙人は個人個人を救おうなんて思ってませんよ。地球全体を救おうと思っているんです。個人個人を救うのは守護霊です。ですから、宇宙人は地球全体の救いに関係ないものは、みんな無視してしまうですよ。今はまず自分のことはさておいて、世界人類を救うために宇宙人と協力する、宇宙人に手助けを願う祈りをしなければならない。そこで〝宇宙人よ、さあどうぞいらっしゃって下さい、私達も清らかになりますから〟という祈りをしてもいい、ということになって来たわけなのです。


『白光』誌196110月号より