本日の静岡は昨日よりも非常に良い

お天気で過ごし易い1日ですが、ご覧の

皆様には如何お過ごしでしょうか。

 

昨日の移動と作業ですっかり昼前まで

寝ていて、お昼から昨日の作業の続きをして

おりました。

 

今回の作業は…

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こちらの口前の金板の薄錆を除去し、

磨く作業でした。

 

金口のお箏と言うのは、キラリと光るのが

特徴なのですが、時々こうして薄錆が

経年変化で発生するのを見掛ける事があります。

 

最初は練り歯磨きでやってみたものの、

うんともすんとも言わず困難を極めました。

 

しかし、冷蔵庫にあるとあるアイテムが

あるのを思い出し、探し当ててそれで磨きますと…

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ご覧の通り、輝きを取り戻しました!!!

 

では、何を使ったのかと言うと…

 

『梅白酢』

 

なのです。

 

当家では毎年梅干を仕込むのですが、

その時に出来た梅の水分と塩が溶けて出来た

梅白酢と言う液体を保存しているのです。

 

お湯と重曹を使う作戦も考えたのですが、

あいにくと重曹が切れていて、それで梅白酢で

磨く作戦に踏み切りました。

 

磨きの後は必ず水で濡らした布で塩分を拭き取り、

乾拭きをしておく事を忘れずにしましょう。

 

因みに、この梅白酢を使って磨く技術は

銅鏡を磨く時に使われているのを思い出し

応用してみました。