手作りを実践する上で。 | 犬ごはん、ときどき飼い主ごはん。

手作りを実践する上で。

わんこの手作りごはんを実践する上で、使ってはいけない食材があります。


手作りごはんを実践しようとする方なら、だいたいご存知のことも多いとは思いますが、


念のため、当ブログでもわんこに食べさせてはいけない食材を書いておきます。



わんこの手作りごはんについて、ネット上にはいろいろな情報が散らばっています。


また、犬ごはんのレシピブックや、手作りを推奨する獣医さんや専門家によっても


食べてはいけない食材に、多少の違いがあります。


これはいわば流派のようなもので、どの専門家の言うことに従うかは飼い主さん次第です。


愛犬の体質や性格、また、飼い主さん自身の生活スタイルも考慮して、


自分の愛犬のためにいちばん信頼できると、あなた自身が思えるレシピを選んでくださいね。



ただし、以下に挙げたどの食材も、ほんの少し食べたからと言って即大事に至ることは


稀であることを覚えておいてください。


もちろん、体質にもよりますので、100%大丈夫とは言えません。


また、1度に大量に食べてしまった場合には、まったく違う状況にもなるかもしれません。


が、食べさせてはいけない食材を愛犬が食べてしまったとしても、慌て過ぎず、


冷静にわんこの状態を見て、適切な対応をとるように心掛けてください。


※当ブログのレシピは、APNAペット食育協会の考えに基づいたレシピとなっております。

 


1)ネギ類玉ねぎ


赤血球を破壊する成分が入っています。ちなみにニンニクだけは少量ならむしろ健康に◎。


2)加熱した鶏の骨など先のとがったものガイコツ


腸に刺さる危険性が高い。


3)チョコレートやココアなどのカカオを原材料とする食品チョコレート


テオブロミンという成分が神経に作用する中毒を起こします。


4)生卵の白身生


ある種のビタミンの吸収を妨げるので特定のビタミン欠乏症になる可能性がある。


5)生のエビ・イカ等の甲殻類イカ


ビタミンB1の働きを邪魔するため、代謝障害が出る恐れがある。


6)唐辛子、わさび、からしなどの香辛料辛っ!!!


いわゆる刺激物は胃腸に負担がかかりすぎますし、

何より、汗腺のないわんこに与えてもなんの得もありません。


7)じゃがいもの芽じゃが


常識ですよね。


8)カフェイン含有食品・飲料コーヒー


カフェイン中毒を起こします。



9)ワンちゃんの体質によっては、ぶどう・干しブドウsei


急性腎不全になった症例がある。メカニズムは不明。



上記1~8以外の食材なら基本的に食べさせても大丈夫ですが、かなり個体差があることはたしかです。

また、程度にもよるため、1回2回程度食べただけで即大事に至る・・・なんてことは稀です。


8)に関して分量でいえば、犬の体重1kgに対し150mgのカフェインが致死量だそうです。


150mgというのは、レギュラーコーヒーならカップ1杯程度に含まれるカフェイン量らしいです。

ただし、上記にも書いたとおりこの量にも個体差があります。


普通に生活している分には、体重分の致死量に値するだけの量のカフェインを摂取するって方が


よっぽど考えにくいので、まあ、ほとんど大事に至ることはないとは思いますが、


ちょっと体調を崩してしまう・・・なんてことはなにきしもあらずだと思いますので。


抹茶、お茶、紅茶など他にもカフェイン含有食品があるので注意が必要ですね。




9)は体質によるようですが、なぜそれを発症するのかメカニズムがわからないので、

与えないに越したことはないといったところでしょう。



塩分、油分、糖分も人間と同じ感覚で摂取するのでない限り、


それほど神経質になる必要はありません。

が、ワンちゃんの体質や健康状態を考慮してあげてください。



また、ごはんやパスタ、うどんなどの炭水化物は絶対ダメという意見を時々見かけますが、


たしかに人間と比べたら、犬は炭水化物の消化が不得手な部分はありますが、

それはあくまでも、人間の消化率と比べた場合の話し。


実際、わんこにごはんを与えて消化しないなんてことはありませんし、

事実、我が家の超小型犬でもしっかり消化しうんち になってますよ。


炭水化物は犬にも人間にも大切なエネルギー源です。


特にお腹が弱い子には、ごはんつぶをさらに細かくみじん切りにする、


ドロドロのおかゆ状にするなど工夫を凝らして食べさせてあげれば負担も少ないと思いますしろかお