昨日
JR博多駅前の銅像
「博多節舞姿」の記事を投稿しました。
その中で
戦前の博多芸妓を、
近松門左衛門の世話物浄瑠璃―
博多小女郎波枕から「博多小女郎」と呼びました。
と書いたのですが、
博多小女郎波枕って
人形浄瑠璃文楽で見たことが無いなぁ、、、って
思っていたんです。
さっき
久しぶりに
文楽の古いプログラム眺めようと思って
ドサッとまとめていれてある箱から
上から１冊目を
眺めたところ
「あっ！」って
声を出してしまいました。
昭和32年5月道頓堀文楽座のプログラムに
博多小女郎波枕が載っていたのです。
解説を読むと
歌舞伎『毛剃』の原作だと書いてあるのです。
歌舞伎の『毛剃』だったら
知ってる～となったのです。
もっと詳しく知りたくなって
渡辺保先生の著書『歌舞伎手帖』で
『毛剃』を調べると
『毛剃』の原作は
博多小女郎波枕と
恋湊博多諷の２つあることが分かりました。
文楽の演目が歌舞伎になったり、
歌舞伎の演目が文楽になったりしているので、
それを発見できるのも
古典芸能の面白さだったりします。
古典芸能案内人
天野光でした。
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