平成ガメラに4作目があったなら、こんな話がいいな~っていう空想。


ガメラ3でイリスを倒した後、ギャオス達を追ったまま消息不明のガメラ。

それに反して、未だ時おり姿を現しては被害を出すギャオスには、自衛隊が対処出来てはいるものの、レギオン、イリスのような怪獣がまた現れないとも限らない。
頼みのガメラは消息不明。最悪、死んでしまっている可能性もある。

そう考えた政府は、それまでの戦いで採取していたガメラの血や細胞を解析することで、秘密裏にガメラのクローンを生み出し管理・制御することで、今後訪れる脅威への対抗策とすることにした。

生み出されたガメラのクローンは、あらゆる実験、ギャオスへの対抗策として、研究者達の期待以上の結果を出した。

人間はガメラを手に入れた

研究者の大半は歓喜したが、一部の研究者達はクローンガメラを危険視する声もあがった。
予想を遥かに上回るクローンガメラが、万が一人間の手を離れた場合、その対抗策はなく人間が自らの手で脅威を生み出すことになるだろう、と。
それを周囲が理解した頃には、既に手遅れだった。

度重なる実験とギャオスとの戦いで、制御を失ったクローンガメラは、人間達のいかなる攻撃も通用しない破壊神と化していた。

打つ手なしと、途方にくれそうになったとき、消息不明のまま死んだハズとされていた本当のガメラが姿を現した。

ガメラとクローンガメラ。
2体のガメラが対峙する。

容赦のない攻撃を繰り出してくるクローンガメラに対して、防戦一方のガメラ。
人間の生み出したものとはいえ、仲間を、唯一の自分以外のガメラを倒すことに躊躇しているからだった。

躊躇している間も、クローンガメラはガメラを薙ぎ払い、破壊を止めることなく進んでいく。
行き先は、自らが生み出された研究施設。そこには大量のプルトニウムが保管されているという。

止まらない。
地球を守る為には、もはや倒すしかない。

覚悟を決めたガメラは、再びクローンガメラの前に立ち塞がる。
激しい攻防が続く中で、徐々にガメラがクローンガメラを圧倒し始める。

そして互いに距離を取り、これが最後と最大火力のプラズマ火球を放つ。

紙一重の差で倒れ、横たわるクローンガメラは、悲しみを帯びた泣くようなガメラの咆哮に看取られながら、息を引き取った。








みたいな感じで!
たぶん、こんな感じの内容を想像した人は少なくないだろうな。かなりベタな展開だもんね。
まぁ非公式ながら、小説かなんかでガメラ4ってのがあるらしい。
今年はゴジラの新作があるし、ガメラも復活してほしいな~。
♪( ´▽`)