暇人の落描き城

暇人の落描き城

管理人炬燵が気紛れ、不定期に落書きを放り込む場所。

本当は落描き場にしようと思ったんだけど1発変換で城が出て来て気に入ったのでそのまま定着。

まったりと落描きやら小説やらを更新する場所。


■取り扱い■

 SO2(アシュプリ、十賢者多め)

 オリジナル(パロディ物含む)

 その他諸々入り乱れるカオス空間です。タグを御活用下さいませ。

※その他版権タグについては括弧内にジャンル表記してあります。が、そのジャンルの絵があるだけで記事内容はただの呟き、なんてこともあるので注意。

 エの字は無いけど時折赤くなるのでここで注意をば。


現在進行中 オリキャラバトルロワイアル

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Amebaでブログを始めよう!



 青年の手に収まった、小さな黄金色。
「これは……林檎だな!」
 そう言うと同時に、彼は口の中にそれを放り込む。
 青年の口の中に広がる香りは、確かに爽やかな林檎のものだった。
「よっしゃ、あったりぃー!」

 グミを食べながらガッツポーズを決める、青空色の短髪の上に茶色いキャップを乗せた青年。名前はウィル。
「なーんか元気になってきた気がするぜー!」
 彼が食べたグミには実際に体力を回復する効果があったのだが、その事には気付きもせず、支給された百血鬼──手首を覆う毛皮と白い爪のついたナックルだ──を手に取ると、楽しそうにシャドーボクシングを始めた。
「得意分野の武器が来るなんて俺ってツイてるのかねぇ」

 そんなことを言いながら鼻唄混じりに動き回っていると、付近の扉がガチャッと僅かながらに音をたてて開いた。
 思わず体を強張らせたウィルだったが、そこから出てきた人物を見て顔を綻ばせた。
「おう、リュウじゃねーか!」
「ウィル、か……」
 リュウは一瞬複雑そうな顔をしたが、すぐに元の無表情に戻った。
「無事だったのか」
「あったりまえよー。つーか単に今まで誰とも会ってなかっただけなんだけどさ」
 ずっと廊下でシャドーボクシングをしてたから、とは言わない。
 やっている分には楽しいが、それをそのまま人に言うのは少々恥ずかしいくらいは知っていたウィル君であった。
「ともかく、最初に会えたのが友達でよかったよ。お前となら、この殺し合いもどうにか出来るかもしれないし」

 そう言った彼が今の自分達が置かれた状況について話すリュウに違和感を感じたのは、話し合いを始めて三十分程経った頃だった。
 リュウは何時も通り淡々と状況を整理していくが、それはあまりにも淡々としすぎていた。
 彼がウィルと出会った頃……まだほとんどの感情を失っていた時のように、事務的に話し合いを進めていたのだ。
「……だと思うんだが。ウィル、聞いてたか?」
「あ、悪い。ちょっと考え事してた。もう一回頼む」
「全く……」

 ウィルの中で違和感は確信になりつつある。
 それでも、彼は問おうとしなかった。
 その違和感を確認してしまったら──何かが壊れてしまうような気がしていたから。
 その“何か”がウィルの命なのか、リュウの心なのか、はたまた別のものなのか……。
 今はまだ、誰にも分からない。




【リュウ=ブライド】
【研究所C-1区域/午前】[MP残量:100%]
[状態]感情凍結気味
[装備]リバースアルシュピス+1、フルーツダガー
[道具]ホンスター×2、???×0~2(本人確認済)、支給品一式×2(1つに纏めている)
[行動方針]基本はステルスマーダーとして、最終的には何をしてでも生き残る
[備考]ウィルの持ち物は知らない

【ウィル】
【研究所C-1区域/午前】[MP残量:100%]
[状態]正常
[装備]百血鬼
[道具]アップルグミ×4、煙玉、支給品一式
[行動方針]
[備考]アップルグミの効果を知らない(説明書はデイパックの中)
[備考2]リュウがマーダーだとは気付いていないが警戒、彼の持ち物は知らない


アップルグミ@テイルズオブファンタジア(TOP)
食べると体力を30%回復する林檎味のグミ。




前回「次はバトルかな!」とか言ったの誰だよ俺だよこんばんはー!
久々に再開しましたオリバト。
短いけど気にしないのだよ!
というかね、本来ここで二人バトルして血みどろでうわーな展開になる予定だったんだけど……
……
…………

………………おかしいなぁ。

去年末に書いてた奴がバトル直前まで行ってたんだけど先日その紙を無くしまして。
書き直したら手組んでてアレェ……?って自分でも思ってるんだけどあっれぇ……なんでやろ……
おかげで死亡フラグが消え去った人々とかもいますねー。
うん、一番人数多いチームな。
凶悪ソロマーダーぶつけて人数減らすつもりだったよ。初期プロットだと。
考え直しますけどね!

現在位置とかちょいちょい間違ってるのがあったから修正入れました。
あとめんどいんで区別する必要が無いのでチーム名無し。
同じ場所に二チームとかになったらまたチーム名付けるかも。
ここで別ジャンル語るとか言ってたの誰だよ 俺だよ
寝ぼけ頭で記事打って投稿してたとか夢遊病かよ俺 怖いよ俺
そのくせちゃんとタグ打ててたのが怖すぎるよ
スマホだから全部手打ちだよ

そんなわけで先ほどまでのは忘れてください☆
風呂入ってきたら目が覚めた。
今更ここ見るとく っ そ 恥 ず か し い 。

あー、うん、そんなわけで別にブログ作ってそっちで暴走しようと思う。
こっちでは今月からオリバト再開するよ。
新しく作ったサイトがhtmlということもあってパソコンじゃないと編集出来ないし、絵描くにもほとんどの作業をデジタルでやってるからスマホでぽちぽち文書こうと思う。
とこ言いつつ別ジャンルCPの単文にすらならない会話文メモってるから駄目なのかな……

うん、夜に色々とすまんかった。
つーか今更オリバト更新して見てる人いるんだろうか。
自己満足だから止めないけどね。
正直な話第二、三回放送後の話が書きたい。
そこだけ決まってるんだ。一年前から。

進めろって話な。
とりあえずおやすみ諸君。
風呂入って目が覚めたところで上がりきったテンションはどうにもならないよ。
これだから黒歴史が増えるんだろうね!!

(03/07/00:30追記)
ちょっと記事整理した。
寝ろってば
あけおめにも遅すぎるぜ!!

……はいお久しぶりです新年初の更新です。
生きてます。Twitterとpixivでは元気に活動してます。

最近ゲームと絵でキャッキャウフフしてたら文が書けなくなってきてしまったんだね。
そんなわけでつぶやきではなく文を書くことに慣れつつ、今やってるゲームの感想とが残そうということでプレイ日記をこっちで更新したいと思いまーす_(:3 」∠)_

まめに……書けたらいいなぁ……

(03/06追記:とか言ってたけど別の場所でやることにしました……その代わりと言っては何だがオリバト更新頑張るよ)

あ、オリバトもちゃんと更新するよ。
バトルが書けなくて2ヶ月詰んでるんだけどな……そのうち……ふふ……
いざとなったら漫画とかでやりだしそうな気もしなくはない。どっちにしろ書けないんだがね!!


 午前10時少し前のこと。
 荒れ果てた野を走る、1台の自転車があった。
 勿論自転車が勝手に動くことはないので、そこには人が乗っているのだが。

「しかしまぁ暑いなこりゃ……。黒い服なんて着るんじゃなかったかな」

 浅黒い肌をした運転手は、赤い髪とフード付コートを風になびかせて、悠々と荒野を走っていた。

「姉貴はどこにいるか分からんし……ったくこんなことしてる場合じゃないんだがな……今の任務期間伸びるかな……」

 最早場違いと言ってもいいようなことを呟きながら、自転車はひたすら前へと進んでいた。



「……はぁ」

 同じく荒野の上に、溜息を吐く男がいた。
 その辺にある岩を背に座り込み、深呼吸をひとつすると、瞑想するかのように目をつむる。
 すると、男の癖の多い焦げ茶色の髪の中から、ひょっこりと同色の犬のような尖った耳が生えてきた。
 そんなところで、男は目を開けると再度溜息を吐いた。

「やはり戻れない、か……」

 そう言う彼の犬歯は本来の長さより幾分か伸び、鋭い牙と化していた。

 実は彼……“ハル”は狼の妖怪である。
 元々はきちんと狼の姿をしていて、妖力によって人間の姿へと変化することが出来るはずだったのだが、此方の世界では人間姿から元の姿に戻ることが出来なくなっていた。
 頑張っても精々先程のように耳と牙が生えるだけ。
 それだけを戻すのにも、何度も試みたせいで少なくない妖力を消費してしまっていた。

 仕方なく耳と牙を戻そうとした時、獣の耳が小さな音を捕らえていた。
 土を踏む、足ではない何か。
 それが連続して、少しずつ大きくなっている。
 その音が確実に自分の方へ来ているのを確認すると、ハルは耳と牙を消して音の方へ顔を向けた。

 すると、音の正体であろう自転車と、それに乗った赤い長髪を纏めた、中性的な顔立ちをした運転手が彼の近くまでやってきていた。
 運転手は岩にもたれて座り込んでいたハルを見付けると、すぐさま自転車を留めて駆け寄ってきた。

「おい、大丈夫か? 誰かに襲われたのか!?」
「いや、特に何も……座って休憩していただけなのだが」

 ハルがそう応えると、中性的な声の運転手は少しずっこけながら、しかし安心した様子で微笑んだ。

「まぁ、何も無いに越したことは無いな。あんた、1人か?」
「あぁ。他に人は来なかったのでな」
「その様子だとあんた、4時間近く動いてないのか……。なら、俺と一緒に行かないか?」
「何故だ? 私は馴れ合うつもりなど無いが」
「いや、そういうことじゃなくて。ちょっと南の方で戦いが起きていてな、俺はこっちに逃げてきたんだ。早く移動しないと奴が来て襲われちまうかもしれない」
「そうか。だから?」
「だから? って……逃げないのか?」
「その時が来たら逃げるだろう。今ここにそ奴がいるわけではないし、逃げた先で違う戦いに巻き込まれるかもしれない」
「確かにそうなんだが、奴は別だ。アレは人間じゃない。化け物なんだよ。チラッとしか見えなかったんだが……それでも俺は見たんだ。山羊の角を生やした、やたらと図体のでかい奴を……」

────ここで私も人間じゃないと明かしたらどうなるだろうか。
 と、ふと思ってしまう。
 今それを完全に証明することは出来ないし、したところでどうなるわけだもないので黙っておくが。

「だから逃げろ、と?」
「そう言うことだ。幸い俺には“足”がある。あと1人乗せられるしな」
「……何故だ?」
「ん?」
「何故、そこまでして私を助けようとする?」
「……こんなゲームなんかで、無駄な犠牲を出したくないんだよ」
「貴様が先程までいた場所で戦いが起きていたなら、その化け物と相対していた奴はどうしたのだ? 貴様が今ここに立っているということは、そいつを見殺しにしてやってきたのだろう?」

 ハルが表情を変えずに言うと、運転手は顔を歪めて答えた。

「……あれはもう、俺の力ではどうにも出来ない。手遅れだった。それに、襲われている者を助けて俺が死んだら、元も子もない」
「所詮は自分が一番可愛いのか」
「何とでも言え。俺は……このゲームに参加している姉貴と、妹達を守らなきゃいけないんだ」
「守るものがある、と?」
「……そろそろ移動しないとここも危ない。で、結局あんたは来るのか? 来ないのか?」
「ここまで話を聞いてしまった以上、関係無いと放っておくのは性に合わん。私も行くとしよう」
「そうか、じゃあ、暫くよろしくな。俺の名前は狼ってんだ」

 そう言われてハルは運転手の顔をまじまじと見た。
 狼と名乗る運転手の体に狼の痕跡は無く、見た目はただの人間と全く変わらない。

「変わった……名前だな」
「あぁ、これはただのコードネームだから気にしないでくれ。まぁ、本名を覚えてないから、これが本名みたいなもんだが」
「覚えていなくても、どうにかなるものなのか?」
「今まで平気だったし、名簿にもちゃんと狼で登録されてるし大丈夫だろ。あんたの名前は?」
「私はハルだ」
「じゃあハル、あんたは後ろに乗ってくれ。飛ばすからな」
「あぁ。……ここではこんな鉄屑が動くのか……」
「ん? 何か言ったか? 早く行かないと危ないから、ほら乗った乗った」
「分かった」

 狼に言われたまま、ハルが自転車の後ろにおそるおそる乗り込むと、自転車はあっと言う間にその場を離れていく。
 人の形をした狼は、狼の名を冠した人間と共に進んでいった。





【流浪団のテント/午前】
【チーム:ウルフルズ】

【狼】[MP残量:100%]
[状態]正常
[装備]無し
[道具]自転車、???×0~2(本人確認済)、支給品一式
[行動方針]化け物(デウス)から逃げる
[備考]無し

【ハル】[MP残量:60%]
[状態]正常
[装備]無し
[道具]???×1~3(本人確認済)、支給品一式
[行動方針]狼に着いていく
[備考]無し

【残り24+1?人】


お久しぶりでーす!
どんだけ間空いたのよ!3ヶ月だよ!おらも吃驚しただよ!!

えーはいそんなわけでオリバト復活ですうへぇ……
3ヶ月の間に定期試験2回と文化祭と受験があったんだけど語り出すと長いから全部省略ということで。
今年中に放送とか言ったの誰だよ!俺だよ!まだ昼にすらなってないよ!!
あ、今回から現在状況の仕様を変えました。思考を消しただけ。元々リレー用テンプレだったから一人でやるのにはいらないのが結構あったんだよなー。

多分次辺りから最初の修羅場になってくるから頑張っちゃうぞーっと思ったのですがー。
私先月携帯を変えまして。えぇスマホに。

 文 章 が 打 ち に く い

まぁ……ぼちぼち頑張るよ……
あっ年賀状書いてない
なんと最後に描いてから2ヶ月も経っていたとな!気づかなかったぞ!
というわけでお久しぶりです炬燵でございますですよー。

えー、この度来年からの居場所を確保した故、長らく放置していたオリバト及びらくがきなんかも再開しようかなーっと思っております。
まぁ結構落書きしてたんだけどね!
とりあえず結論としてはFE覚醒が悪い。更新停止の理由の殆どがそれだ。
覚醒購入→ハマる→部誌〆切→テスト→文化祭→受験 と来てその間殆ど描いてたの覚醒ネタだからな。おかげで某支部では結構更新してたよ。駄目じゃん。

まぁそんなわけでとりあえず今月中にオリバト復活予定!予定は未定。

暇人の落描き城

こたっつぁんは描くの楽しい。あととび森楽しい。半ば飽きつつあるけども。