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vinosity-serpico

休みだったので浅草をぶらっとした後に神田vinosityへ。

月曜日なのに満席で有りました。すごいなぁ。

とりあえずこぼスパをさくっとキメたのち、vinosityの考えるフライドポテトはこうだ!とやらに舌鼓をうちながら、飲んだのがこれ。

photo:01



Serpico Feudi di San Gregorio 1996

以前少し古いの試飲した時の印象ではカベルネ入ってんのかしら、なんて思ってたんですが全然アリアニコ100%で仕立てられたもので、かなりきつめにオークが香る、高級感丸出しのワイン。それでも南のワインにありがちな大味っぷりはなくて、というか、濃すぎない。酸もがちりと。醸造家がイケてるというのが一番でしょうが、やっぱりタウラージのエリアは特別(実際はかなり寒いらしい。行った事はないけど本に書いてあった。)なのかなとじっくり味わいました。というか前半かなり閉じ気味で時間かけなきゃ飲めそうになかったというのもありましたが。

結果、個人的には並品のタウラージのほうが好きだなという結論。タウラージにかぎらずですが、基本的に新樽控えめの、あわよくば大樽熟成のじんわり沁みる系の味わいに惹かれてしまいます。(因みにサングレゴリオのタウラージ、はそうは言ってもやっぱり結構モダンな仕立て。でもやり過ぎてなくてじつに上品なワイン。もっと高価でもいいと思う。けれどもこのセルピコともうひとつのメルローだったかから造られるパトリモというワインは高すぎ。)
とはいう物の優れたワインで有る事は間違いなくて、それに10年後にこのワインがどうなってるかなんて全然想像もつかないわけで、、というか、というかバリックばきばきのスーパーイタリア?は話題性ばかり先行してどれも早い内に開栓されすぎてしまってる感があって、まあ、僕もですが、本当の本当のところの正しい評価が成されてない様な気もしていたり。まあ、僕もですが。

同ヴィンテージのストックがもう少し有るので、とりあえず気長に持ち続けてみようかと思います。勢いで開けてしまわないように、奥の方で。

加山シェフ、ごちそうさまですー。ポテトですいません。


Bravissimo!!

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Tignanello 1990 Antinori



たまには上等なの飲もう。



という訳で、でらうまでした。
あったり前ですが。

サンジョベーゼすげぇ!アンティノリはんぱねぇ!とぎゃーぎゃー騒いでたら連れにどん引きされましたが、そんなことはもうどうでもいいのです。

そしてこのワイン、まだまだまだまだ先がある。などと言ってみたり。



1990ヴィンテージのトスカーナをお持ちの皆さん。
ひたすら寝かせて下さい。きっと報われます。





Castello di Amaのこと

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Castello di Ama Vigneto San Lorenzo 1990
Castello di Ama Vigna L'Apparita 1989
Castello di Ama Vigna L'Apparita 1996



キャンティクラシコで最も優れている生産者は、、、たくさん。

というのがきっと正しい答えで、誰かの本に書いてありましたが、
”キャンティクラシコだけで一冊本が書ける”
じつにその通りであろうよと思います。呆れる程広いエリアの中に呆れる程たくさんの生産者がいて、まあ当たり前ですが呆れる程たくさんのキャンティクラシコが生産されている訳です。おまけにもはやワインそのものというよりは、一つの概念のような括りに成りつつある”スーパートスカーナ”を併せたら、もうちょっとこれ一生かかっちゃうぞ、と言いたくなるほどの数であります。


好みとか、個人の思い入れなんかを言い出すときりがないので、もちろんぼくの意見なんかを度外視してやはり名実共にトップなのかな、という意味でちょっと引っ張りだしてみました。カステッロディアマ。


トスカーナでしっかりクリュの概念を持ってワイン生産をしているのは(その意義もちゃんとワインに反映されてる)もしかしたらアマだけで、やっぱりここのキアンティクラシコは別格だよなーと思います。

写真のSan Lorenzoは1990年まで生産されていた四つのクリュの一つで(Bellavista、Casuccia、Bertinga、そしてSan Lorenzo)現在は並品のクリュ名なしキアンティクラシコとベッラヴィスタ、カズッチァのみが生産されています。残り二つはどうなったのか?並品のキアンティクラシコに使われている訳です。なもんですから1990年以降クリュキアンティクラシコはもちろん、並品のレヴェルがぐーんと上がり、他の追従を許さない世界的な生産者になった、ということが、まあ、いろんなところに書いてあります。へぇ。


すごい古いのなんかは飲んだ事無いんで分かりませんが、以前のんだ1995年だったかのヴェッラヴィスタはもはやトスカーナという括りで語られるべきではないほどの味わいで、凝縮感と緻密なタンニン(ガイオーレインキアンティの特徴でもあるかもしれない)、あと印象的だったのはやっぱり酸がきちりと味わいを支えている事でしょうか。なんというか、エレガントな感じなんですよね。それでいて強い。ものすごく強い。若い作年だったのでまだ新樽の香りにやられちゃってる感ばきばきでしたが、これはちょー長持ちするんだろうなーと唇真っ黒にしながら飲んだ記憶が残ってます。


さてこのSan Lorenzo。当時のレヴューではBellavistaを凌ぎもっとも硬質な味わいになるクリュとあります。へぇ。1990年。まだまだ飲み頃は先のような、、どうなんだろう。
キアンティクラシコの事ならまかせなさい!というイタリアワインオタクの方いらしたら教えて下さい。



ところでアマでやっぱり有名なのはメルロー100%のラッパリータ。ペトリュスを超えたかどうかは知りませんが、まあこちらもとんでもないワインではあります。持ってたのは89年と96年という、なんというか、絶妙なヴィンテージ。これこそどうしたもんかという感じですね。いつ飲もう。