これがなるほどーという久々の感覚を得たのです。
小栗旬がちょっと鈍感な真面目な役を演じ、水嶋ヒロがおちょうし者を演じています。
普通に考えれば逆のキャスティングが妥当だと思う。なんといっても水嶋ヒロがああいったちゃらい男を演じることに想像の中で違和感を感じるはずなので、はなっからキャスティングはしないはずなのです。小栗旬ならば違和感を感じないはずですよね。小栗旬が主演だからああしたんだろうけど逆の設定でも主演として十分成立する内容なんだけど。
このドラマがまあ月9にはなかなか無いようなトーンのドラマでなるほどなかなか面白いなと。
忘れなければ来週からはハードディスク予約録画でもしようかと思ってる次第です。
最近、一人でぼーっと考えごとをしている時には日本にはほんとに明るいことが無いなあと思ってしまうのです。現在だけじゃなくて将来に関してもはっきりいって今以上国が良くなることはあり得ないので悲観的な考えが思考の多くを占めてしまっています。
既にかなりの不況なので、今と比較は出来ないけれど今でさえまだまだ恵まれている日本。今を平和で豊かな日本国の頂点と考えてこれからの日本を考えなくちゃいけないと思っています。
これからの日本政府や、個別企業の役割というのは、右肩下がりを右肩上がりにV字回復させるのではなくて、どれだけ平行を維持できるか、また、右肩下がりのカーブの角度をどれだけ鈍角にしていけるか、ということだと思う。
飽和した経済の中で起業ブームが起こったけど、数十年後にエクセレントカンパニーになれる企業はほぼ出現していないので経済を牽引できる企業は皆無に等しい。エクセレントカンパニーになりえる企業は皮肉なことにユニクロなどの価格破壊ビジネスだから海外依存おおきいから牽引出来ないよね。景気が良い時から減少してるのに不景気では人口減少の歯止めなんて利かないね。政府としては子供手当てなどのばら蒔き政策ぐらいしか出来ないわけで。
こういった現実があると、その収縮する日本の活力の中では今まで以上にアイデアというものが必要なんだと感じてます。パイが減った中でも同業他社から客を奪って売り上げを上げるには相当の仕掛けが必要でしす。
東京DOGは18.7%で過去と比べれば圧倒的に低いながら、今年の月9の中ではトップの数字ということです。見て思いましたがネットとか携帯が普及してなければ30%は越えてたでしょうね。アイデアの力で視聴率の下げ幅を鈍化させたのです。キャスト力じゃない魅力があるドラマです。今までの月9とは一線を画したコンセプトと演出をしていると感じたので、低迷するテレビ業界もよりチャレンジしているということだと思う。
最近、これはなるほどと思ったアイデアというかコンセプトは、女性に大人気のジェラートピケ
です。
雑誌読んでて知ったのですが、コンセプトは
「疲れたOLが家に帰ってリラックスするための部屋着」
みたいなことらしいです。
うまいなあーと素直に思いました。ばか売れしてるみたいです。
歴史もかなり短いようですが、コンセプトのみならずデザインや、素材感なども含めてでしょうけど原価が非常に安そうなのに結構いい値段取ってるので相当儲かっていそうです。
中には一人暮らしで付き合ってる相手が泊まりにくるので可愛く見せるために買うという人もいるかもしれませんが、主にこのコンセプトのように人に見られることのためい買うのではないと思われます。
素材はタオル地を使っているものが多く、上下合わせると1万円ぐらいのアイテムが多かったです。
「多かった」というのは、その記事を見た後に売り場に一人で行って現実をチェックしてきたからです。男物でも女物でもヒットの理由が気になるときは見に行って個人的に要因を分析してみるのが社会人1年目ぐらいからの習慣なので。
ちなみに、今でもコンビニとスーパーには週1回は買わずに見に行きます。商品のチェックだけのために2時間ぐらいかけます。特に新商品と棚落ちした商品のチェックは欠かしません。だめになった理由や売れる理由を勝手に考えて自己完結してます。頭の体操として。
なんてこと書いて家に帰って読売新聞夕刊(僕は読売と日経のそれぞれ朝夕刊取っている奇特な奴です)一面に貧困率日本15%と出てるではありませんか。なんでもOECD加盟国内で下から4位。不況という漠とした言葉で経済をイメージで捉えてるとこうした数字に愕然としてしまいます。アメリカが17%台ということなのでヤバさが想像できます。なんて書いてる最中のニュースZEROでは藤井財相の記者会見報道が流れてました。税収が減った結果国債発行が税収を越えると。個人的に頑張るしかないな。
写真は去年買ったのに一度しかまだ着てない羊革の皺加工に惹かれて大枚はたいて買ったリーセンシーオブマインの革ジャンです。秋なので出しました。冬も含めて春まで着倒してやります。
