こたの音楽三昧


フェドセーエフ、モスクワ放送響 1981年録音


pretreさんに教えて頂いたフェドセーエフの「悲愴」を
聴きました。今更「悲愴」を買うのもなあ、
中古も結構高いし秘密装置Nにも無いし、、、等
つまらない事を考えていたら千代田区図書館に
ありました。


解説書を読むと”原典版”による演奏との事。
現在はアダージョとなっている4楽章が本来は
アンダンテだった、最初に言い出したのは
プレトニョフらしいですがフェドさんも積極的に
原典版を紹介していると知り、期待十分です。


ロシアオケのチャイコと言うとそのほとんどが
エネルギッシュだが何処か野暮ったいと言う
ソ連時代のイメージを持っているので、今回も
同じ様な先入観を持って聴き始めました。


ところが聴いてみた演奏は全く違いました。ホルンの
バランスなどにロシアオケのイメージを感じましたが
全体に洗練された”すっきり系”の健全な「悲愴」でした。
← 何を言っているか判りにくい表現ですね(笑)。
要するに重苦しい演奏では無く交響曲第6番と言う
純音楽として客観的な演奏だと思います。オケの
サウンドは分厚くて、この演奏とても気に入りました。


ネットで”原典版”を調べているうちに「チャイコフスキー
自殺説」等興味深い情報に触れる事が出来ました。
いろいろありますね。



図書館では一度の3セットまで借りられます(二週間)。
せっかくなので「悲愴」の他に2枚借りてきました。


こたの音楽三昧 こたの音楽三昧


一枚はティーレマンのブル5です。あさひださんご推薦の
CDだったので借りました(笑)
もう一枚はアルト・ノラス、ランライネン、ノルウェー
放響のショスタコ、チェロ協奏曲集です。こちらは未知の
曲への挑戦です。